詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ひよっこ、「向島電機・乙女寮編」の感想と疑問です

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の、第二部といえる「向島電機・乙女寮編(25話~54話)」の感想と疑問です。 まず、第一部といえる「奥茨城村編(1話~24話)」との共通点ですが、「一週目の、キャラ紹介を軸にしたエピソード構成は、間違い…

ひよっこ、第9週「ドラマチックなエピソードは、お好きですか?」

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の第9週(49話~54話)は、このドラマの特徴でもあった、フラットでスローな、ストーリー展開とは違い、この週だけで、複数の大きなエピソードが連続する、「向島電機・乙女寮編」のクライマックスに相応しいも…

ひよっこの第53話「豊子の乱」の、理解し難い籠城戦について

NHKの朝ドラ「ひよっこ」の第53話は、真面目で聡明な、優等生タイプの豊子が、突如、工場内に籠城し、これまで使用してきた愛着あるものが、業者に運ばれていくことを阻止したうえで、今の自分の思いを語り出す、という内容なのですが、「なぜ、彼女は…

ひよっこのストーリーの構造と、今後の展開について

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」は、ネットのドラマ掲示板などで、「ストーリーに、殆んどヤマとタニがないうえ、一直線で、複数のエピソードが絡み合うかことが少なく、その割には寄り道が多く、展開が遅い」と叩かれているのを、よく見掛けますが…

ひよっこの第45話、乙女たちの水着シーンなしの海で、歌う綿引!

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」、第43話~45話の中の「みね子、水着を買って、みんなと海へ!」に関する感想と、雑なダイジェストです。 それぞれの事情で、お盆には帰省をしない6人、幸子のアイデアで、海へ遊びに行くことになり、雑誌を見な…

ひよっこの第7週放送、今回のリアリティー軽視路線は、成功したのか?

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」、第7週の感想です。 澄子の祖母の思い出、消えた澄子、時子のドラマ・オーディション前夜、その本番、茨城トリオの銀ブラ、週としてみると、42話はスピンオフと次週の予兆みたいなもの、37話~38話の澄子の話…

ひよっこ(第39~40話)、オーディションの時子の、訛って「ブグバグ!」の破壊力について

NHKの朝ドラ「ひよっこ」の第39話と第40話、時子のドラマ・オーディションの予行演習と本番のエピソードは、殆どコントのような演出で、ファンの中でも、好みが分かれる仕上がりになっていますが、私個人は、とても面白かったと思います。 奥茨城村の…

ひよっこの第6週、面白いとは思いますけど、ツッコミどころも、増えてきた感じがします

NHKの朝ドラ「ひよっこ」の第6週(第31話~第36話)を観た感想です。 みね子の「初めての休日」、「初めての給料」を二大軸にし、それに絡めたストーリー展開と、その他の「初めて体験」、「時代を象徴するエピソード」を散りばめた、キッチリとした…

ひよっこは、つまらないという感想が、少なくないことについて

NHKの朝ドラ「ひよっこ」は、すでに多くの、熱狂的支持者の獲得に成功している一方、ネットのドラマ掲示板などで、「つまらない」、「納得いかない」、「好みじゃない」と、批判されることも、結構、あるようです。 少なくとも、私個人は、「面白い」、「…

ひよっこの第5週、東京編の始まりは、面白かったという感想です

朝ドラ「ひよっこ」は、第5週から、物語の舞台が、茨城から東京に変わりましたが、このドラマの持っている雰囲気自体に(また、視聴率的にも)、大きな変化はなかったようです。 相変わらず、笑えるシーンは多いですし、みね子は「おどうさん・・・」と語り…

ひよっこ、奥茨城村編(四週間)の感想と疑問です

四月二十九日の第二十四回放送で、ひよっこの「奥茨城村編」が終了し、来週からは「東京編」が始まるので、このドラマのこれまでの印象について、語りたいと思います。 ほぼ完璧な構成の第一話(第一週)で始まり、第四週までに、「これでもか!」と言わんば…

朝ドラ「ひよっこ」、みね子の父・実が失踪した理由について、考察しました

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」は、新規の視聴者こそ、獲得し損なってはいるものの(視聴率こそ、物足りない結果になってはいるものの)、熱烈な固定ファンを持ち、批評家やメディアからも「内容では決して、過去の朝ドラの名作に劣るものではない…

朝ドラ「ひよっこ」の視聴率が伸び悩む、その18の理由について

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」は、ネット上の意見でも、識者の批評でも、否定的見解より、肯定的見解の方が上回っており、「少なくとも、前作のべっぴんさんよりは良いのでは?」と言う声も、少なからず聞かれますが、その割には、視聴率が前作以…

朝ドラ「ひよっこ」の第十八話、みね子の決意表明より気になる、ちよ子の大暴走!

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の第十八話を観た感想です。 十五分という、短い放送時間の中に、主要なエピソードが三つあり、一つ目は「父親の失踪に気付き、東京へ向かおうとするが、当然、最後は帰宅することになる、ちよ子の話」、二つ目は、そ…

朝ドラ「ひよっこ」第十六話、奥茨城村聖火リレーのテレビ放送、傑作でした!

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の第十六話、奥茨城村聖火リレーのテレビ放送の話、二度、三度、見返したくなる、傑作だったと思います。 六十年代の白黒ニュース映像には、真面目に失礼なナレーションが入ることが少なくないことに着目し、パロディ…

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」は、面白いという感想です

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の第一週を観ました。視聴率的には、やや物足りない結果に終わったそうですが、私個人の感想を言わせてもらえば、近年の朝ドラで、「最も良く練られ、最も良く仕上げられた第一週」だったと思います。 特に第一話は、…

ひよっこ・第一話「有村架純、茨城弁『だっぺよ』を初披露する」

NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の第一話を観た感想です。大まかな印象としては、たった十五分の放送であっても、思わず笑ってしまう場面が多く、農村感100%の茨城(途中から東京)を舞台にした、明るく楽しい、コメディー色の濃いドラマとして…