詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

河童や○○男や○○女など、UMAの詩

河童と半魚人、激化するテレビの視聴率競争

テレビ局Aでは「河童だらけの水泳大会」 テレビ局Bでは「半魚人だらけの水泳大会」 同時放映したところ 水着姿の綺麗な人魚もいた テレビ局Bの「半魚人だらけ」 が、視聴率で圧勝した 視聴率でBに完敗した、テレビ局Aの 「河童だらけ」に参加したメス河…

中国の故事成語・漁夫の利、その現代版・シェフの利

豆腐男同士が、路上でケンカだ モメンとキヌゴシが 些細なことから、大変な殴り合いだ モメンの方が、やや優勢だ キヌゴシの方が、身体がヤワだ キヌゴシの仲間が、三人来た さすがのモメンも、不利な状況となった しかし、そこへ、モメンの仲間も二人来た …

自業自得、度を超えた悪戯の報い

妖怪・笊蟹坊主は 大きな笊に、生きた蟹をいっぱい入れ 胸に抱えている、少年の妖怪で 人間と遭遇すると 「この蟹を食いなされ 五匹くらい掴んで 何らかの容器に入れなされ 家族へのお土産にしなされ 帰ったら、釜茹でにしなされ 爪や脚を折って、しゃぶりな…

鉄球君、殺人事件に巻き込まれ、性格変わる

鉄球君、姿は 砲丸そのもので ゆっくりではあるが 動くし、言葉も喋る とても無邪気で、とても明るい かなりの自信家でもある だから、鉄球君は よく自画自賛をする 「僕はねえ、硬くてねえ 重くてねえ、黒くてねえ ツヤがあってねえ、男らしくてねえ 可愛く…

人気はあるが、見掛け倒し

猫顔探偵は、顔だけ猫で それ以外は、人間と同じである 主に、失踪猫の捜索を生業にしているが 別に、猫語が話せる訳ではないので 特に、顔が猫であるアドバンテージはない それどころか、人間の言葉が喋れないので 依頼主とは、全て筆談である 猫顔探偵は、…

天気が良いので、男と女と子供が、ハイキングへ行く話

雪国では 雪が降り続く時 特に、吹雪も重なれば 誰も家を出ない だから、この機を狙って 雪男や、雪女や、雪子供たちは ソフトクリームや かき氷や、シャーベットを持って ハイキングに出掛ける 「おお、牧場は緑」の替え歌で 「おお、スキー場は白い」を 雪…

心はふたつ、体はひとつ、○○もひとつ

驢馬人間は、西洋の神話に出てくる ケンタウルスの、驢馬版の姿をしている 実は、人間部分よりも 驢馬部分の方が、主導権を握っている だから、人間部分の方が眠くなっても 驢馬部分の方が、パカパカ走り出して 眠れなかったり 人間部分に空腹感がなくても …

支持はする、しかし、自分の手は汚したくない

泥人形さんは、素敵だ 身長が180あるし IQも180ある 性格は温厚で、正義感も強い 知識があって、知恵もある そして、世界的な資産家だ 多くの有力者に推され 今度の国会議員の選挙に 立候補することになった 彼は、郷土愛と、愛国心に満ち 政策通で…

宿命について、叩く女、叩かれる男

ハンマー女と石男 追われる石男 追うハンマー女 つまずく石男 ここぞばかり、ハンマーを振る ハンマー女 別のハンマー女も 応援にやって来た 「叩くって、健康!」 「ああ、石が割れるって、快感!」 石男は、完全に粉砕され 大量の石ころとなった 「○○地区…

人生を変える出会い

小さい鬼がいた 彼は、赤鬼だった 頭にツノが、二本生えていた 髪の毛は、モジャモジャだった 顔は、鋭い目つきに、鋭い牙 上半身は裸で、金棒を持ち 虎皮の腰巻きをしていた それは、いかにも典型的な 日本の鬼のスタイルだったが 背丈は、二十センチしかな…

半猫人、自信喪失中

半猫人は、顔こそ人間だが 猫の耳と、ヒゲがついている 手と足は人間だが、それ以外は猫で 当然、毛むくじゃら 四つん這いで歩き、尻尾もついている 半猫人は、知らない家を訪問して 「一匹百円で、鼠捕りますけど どうでしょう?」 と、営業活動するが 「鼠…

喧嘩の絶えない夫婦

金吹き女は 世界を美しくするために 口から、金の塗料を吹いて あっちこっち、金色に染めてしまう その夫である、金拭き男は 自然のままが、何より美しい と、我が妻が金色に染めたものを 雑巾で拭いて、元に戻してしまう 当然、毎日が喧嘩 そもそも、こんな…

隠し味は魂

妖怪キノコ人間は 決して、悪い妖怪ではない その姿こそ あらゆる種類の茸が固まって 人の形になっていて、気味が悪いが 心は、自己犠牲の精神に満ちている 勝手に、他人の家の 浴室に忍び込んで 浴槽をきれいに掃除し 熱湯を注ぎ、自分が入り フタを閉める …

ところで貴方は、泥女派?土女派?

いやらしい男たちが 裸の泥女を囲んで 必死に、息を吹きかけている 泥女を乾燥させて 土女にしようって、魂胆だ 泥女より、土女の方が、好みなのだ その、すぐ隣では、別の いやらしい男たちが 裸の土女を囲んで 必死に唾を吐きかけている 土女を水浸しにし…

チョコ男の甘くない日常、銀紙はがされ、神に問う

私は、チョコで出来ている だから、甘いもの好きの女に 背後から襲われ、捕獲されてしまった 銀紙で出来た服を脱がされ 上半身を裸にされ 胸のあたりを噛みつかれた 他の女たちも、続々と集まって来た みんな馬鹿みたいに ワーキャー、騒いでいる このままだ…

半分人間、もう半分は?

長椅子人間には 背中に、板が付いている 更に、その板には、座布団も二枚付いている 常に、四つん這いで移動している 街で行列を見掛けると 「三十分、二百円ですけど」 と、営業活動を始める 客の大半は、カップル客である 長椅子人間は 結構、おしゃべりな…

あなたの近くにも、地底人は存在する

地底人は、粘土で出来ている ごく、たまにであるが 夜、地中を飛び出して 地上を散策し、見聞を広めようとする 地上人に、地底人と知られたら 色々困るので 一応、帽子だったり コートだったり、サングラスだったり マスクだったり、変装をする しかし、勘の…

妖怪、雨降らし

妖怪『雨降らし』は いわゆる、唐傘お化けである 日照りになると 村人たちに呼び出され 田畑の前で、雨乞いをやらされるが その成功率は、半日続けて、二割程度 あまり頼りにならないので 村の子供たちが、制裁役を買って出て 唐傘お化けに、石の雨を降らす…

思い上がっていた、その報い

ミイラ女は、かわいそう 約三千年前は、何もしなくても 全身、潤っていたのに 今は、どれだけ水分を摂っても 各種サプリメントを摂っても 化粧水を振っても 保湿クリームを塗っても、パックをしても エステサロンに通っても 全身、乾いたまま、どうにもなら…

坂の上の黒

黒い物体が言った 「おれは物凄く硬くなれるし 物凄く柔らかくもなれる」 私は言った 「じゃあ、見せてみろ」 すると黒い物体は、丸くなり ボーリングの球のようになった 指で触ると、確かに硬かった 「じゃあ、今度は柔らかくなるぞ」 黒い物体は、そう言っ…

ある資産家の生活

黄金人間は 溶かして金にしたら 大変な価値がある だから、いつも 闇の組織に追われている その闇の組織に、捕まらないように 黄金人間は、いつも変装している 帽子、サングラス、マスク マフラー、コート、手袋 季節が、春でも、夏でも この怪しい格好をや…

泣くに泣けない状況

濡れ女は、濡れている 顔は、何時でも化粧崩れ 髪も、乾いたことがない 当然、服もびしょ濡れで 歩く場所、座る場所 みんな濡れている 本人、かなり 自分の濡れっぷりを 気にしているから バスも乗れない 電車も乗れない 車の免許もないし 運動音痴で、自転…

豆腐男の痛い恋の結末

豆腐男が路上で 通りすがりの女に声をかけた 嫌がられるかと思ったが、意外や意外 一緒に、喫茶店へ行くこととなった 豆腐男は、この女に 一目惚れをしていた しかし、女は結婚していた 子供までいた 更に、今夜の旦那の酒のつまみは さっき、雑誌を読んで知…