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詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

王様や王子や姫が登場する詩

裸の女王様、子供相手に、刑罰を執行する

ある王国に、裸の女王様がいた 一国の、最も高貴なる、象徴的女性に対し こんな言い方をするのは 問題だと思う人もいるだろうが この女王 ただの露出狂といって、さし支えなかった とはいえ、女王は 年齢、四十も半ばでありながら 大変、素晴らしい、スタイ…

王様は、自称・築城の名人

王様は 段ボールを使って 城を作った そして、頭から 鎧のように装着した 世界初の移動式が 何より自慢だった 「全ての都市が、ワシの城下町」 これが王様の口癖 ある日、王様は 通りすがりの女に、ひと目惚れした 城をアピールしながら お茶に誘ってみた 相…

ダイヤ姫をめぐる、男女の価値観の違い

ダイヤ姫は美しい とにかく、誰よりも輝いている そのフォルムは 歳を取っても、変わることのない 女たちの憧れの的 しかし、男たちは 「あんなカチコチ女 触りたくもない」 と、陰で嘲笑している という訳で、ダイヤ姫は 同性に崇められるばかりで 異性には…

教科書には載らない歴史の真実

ある地下道に存在する鼠の国に 鼠食べまくり猫が、一匹紛れ込んだ それは、もう、東京に ゴジラが現れたくらいの 上を下への大騒ぎとなった 実際、鼠の国の住民たちは 日々、鼠食べまくり猫の餌食となった 鼠の国の住民が、半分まで減り 「国はどうして、何も…

もうすぐ、不眠姫が眠り姫になる

不眠姫は眠らない 眠れば、誰かが 自分の悪口を言うに違いない そう思い込んでいるから 絶対に眠らない 不眠姫ときたら とにかく、眠らないものだから いつも、イライラしている ちょっとしたことで 家臣を解雇したり 使用人を檻に閉じ込めたり 時には、処刑…

閉ざされた王様の記憶

王国から追放されて 狂ってしまった王様は 今じゃ、自分の頭の中すら 支配出来なくなった 王様は、いつも 隣国の貧民街の路地裏で 威風堂々、何をするでもなく 捨てられた、ぼろソファーに座っている 何故か、王冠だけは まだ、頭の上に載っている 憐れと思…

インテリ王子の明るくない未来

インテリ王子は 頭に、王冠ではなく 電球を載せている いつ何時でも 名案が浮かんでいるように 思われたいかららしいが 国王も女王も インテリ王子が 本当にインテリだとは 思っていない 実際、インテリ王子の 頭上の電球が光った時 「何か名案でも?」と訊い…

王位継承したものの

居眠り王子は 父の死にともなって 居眠り大王となったが とにかく毎日 二十時間以上、眠るので 内政、外交、ともに 大した仕事は出来ず まさに政治が、眠りこけた状態となり この機に乗じて 隣国が攻めて来て 領土の半分を失い 求心力を落としたところで 軍…

砂の城の暴君

砂の城が崩れてゆく それも一気にではなく、微妙に 住人たちは ポロポロと崩れ、溜まっていく 砂をかき集めて、どうにかこうにか 城の破損部分を、修繕していくが 人手が足りず、城はところどころ ただの砂と化している 王様は、いつも怒ってばかりで 仕事…