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詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

短詩・1~2行句

反流行語大賞の詩

あっちこっちで 言葉と言葉が、性交して それは、何処かの誰かの 勝手な事情で行われ あらゆるメディアに 新しい言葉が宿り、それは 誰も、認知なんかしなくとも 遠慮なく、産声を上げ かつて、自分と関わってきた 死んだ言葉たちを 弔う暇もないくらい 新し…

思い出の真相、甦った本当の記憶

敬愛するパパが死んで もう、十年になる あの日、僕が パパから貰ったものは 本当に、クラリネットだったのだろうか? 今、冷静に、振り返ってみると 僕が、パパから貰ったものは 「オ、パッキャラマド、パッキャラマド パオパオ、パンパンパン オ、パッキャ…

短詩ばかり、三篇ほど その三

巣立ち 鳥が初めて、飛ぶ感じ 人が初めて、自転車に乗れた時 人は自転車でころぶけど 鳥は、空から、墜ちたりしない 翼は、鳥の一部だが 自転車は、人間の一部ではない きっと、そういうことだろう さあ、大人の方々 今すぐ、子供たちに 自転車を買ってあげ…

短詩ばかり、三篇ほど その二

真のグルメ?グルメ気取り? 冷たいスープに よく洗った、小さな電気クラゲを 丸ごと、生きたまま入れると スープに、微量の電流が走り まさに、痺れるほどの、美味しさになる 特に、食通になってくると 一匹じゃ、もの足りず 小さな電気クラゲを、二匹、三…

短詩ばかり、三篇ほど その一

一捕獲二甲殻類 背中の下の方に 海老の尻尾が 生えている蟹 その名も、海老尾蟹は 元々、何の変哲もない 典型的な、蟹らしい蟹だったが 何時の間にか、突然変異し、進化し 従来の横移動に加えて バックも可能となった 我々、人間にとっても 捕獲して、食べる…

秋の1~2行句集 (30篇) その3

芸術の秋、油絵入門の本を買ったが、読書の秋で終わる 秋の熱燗、冬の予行演習 アイスの溶け方で、秋を知る 失踪するなら、秋にしようと決めている 秋の雑草は憂鬱そう 枯れたヒマワリ相手に、ハイキックの練習 稲刈り見飽きたら、秋空眺めている 今年初めて…

秋の1~2行句集 (30篇) その2

何の秋?結局、何もしない秋 渡り鳥、旅費の要らない、憎いやつ 新米は、コンビニ弁当で食べている 秋の虫、声は良いけど、顔面が 雑誌丸め、部屋に侵入して来た、蟋蟀に立ち向かう 月が出たくらいで、よいっよいっだなんて、昔の日本人はお気楽 秋の七草知…

秋の1~2行句集 (30篇) その1

紅葉って、飛び降りしても、叫ばない 紅葉狩り、モチベーションが上がらない 名月を崖の下から眺めている、訳アリで 猫の眼を、月だと思って、見つめ合う 風がススキと、合気道の特訓 台風来た、野良猫たちは、どうしてる? ミノムシ並みに落ち葉をまとった…

夏の1~2行句集 (30篇) その3

風鈴が、タイマーかけたみたいに、同じ時間に鳴り出す サクランボを口の中で苛め抜く 桜桃が、サクランボとは紛らわしい 特技は、桃の皮を、それは綺麗に剥くことです 美人がカタツムリを踏み潰したくなるよな、梅雨の憂鬱 幽霊の出る部屋に、あえて入居する…

夏の1~2行句集 (30篇) その2

虹の滑り台、ただの死刑台 一人がビニール傘を盗めば、窃盗の連鎖が止まらない 蝿と蚊に、同時に好かれて、今夜は眠れない 蜥蜴は、年老いた壁の隙間から生まれる モグラの死骸、散々命乞いしたまま、固まっている感じ 飛んで来たカナブンの奇襲を、額の壁が…

夏の1~2行句集 (30篇) その1 

とんでもない雷の日には、臍くらいやるよと思う 水で溶かして絵を描きたくなるよな、雨蛙 初めて開いた中国製の傘、いきなり壊れている この甕の梅干しは、子に孫に伝えるタイムカプセル お地蔵様にレインコートかけて、凄く期待する 梅雨が終われば、乾燥機…