詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

氷担当大臣と一般官僚

 

氷担当大臣!

氷女は、このまま

溶けてしまいたいそうです

 

うむ、了承するとしよう

 

氷担当大臣!

氷男は、いっそ

何かで、叩き割って欲しいそうです

 

うむ、了承するとしよう

 

氷担当大臣!

氷子供は、出来れば

北極か南極に、留学したいとのことです

 

氷省の予算はどうなっている?

 

夏も終わって

年内は大した使い道もありません

 

それでは、了承するとしよう

 

氷担当大臣!

氷担当副大臣と

氷担当政務官がいらしています

 

ロビーで待たして置くように

 

氷担当執務室へ向かっているようですが

 

ここには来なくてもいい

 

実は、アイスランド大使もご一緒です

 

なぜ、早くそれを言わない?

急いで、氷担当執務室の方へ!

 

大使は、アイスティーと

アイスコーヒー、どちらが?

 

そんなこと、私に聞いてどうする?

 

申し訳ありません!

 

「あーあ、官僚なんて者は、杓子定規で

機転の利かない奴ばっかりだな!」