詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

占有権を主張する私

 

誰がドアを開けるだろう

私は「帰れ!」と言うだろう

 

鍵を掛けていないのは

私のミスではあるけれど

 

不法侵入してもいい

そんな理屈は通らない

 

尤も、ここは私の家じゃない

 

さっき忍び込んで、居座って

まだ、間もないという状況だ

 

誰かがドアを開けるだろう

たぶん、この家の持ち主だろう

 

私を不当に、強引に

追い出しにかかる可能性は高い

 

私は「帰れ!」と言うだろう

相手は釈然としないだろう

 

私はこの家が、とても気に入った

出来れば、家族も呼び寄せたい

 

だから、断固、闘うだろう

 

誰かがドアを開けるだろう

 

私は、待つだけ、その時を!