2016-08-29 降蛙確率の高い日は 寓話・童話・昔話 朝から、小さな蛙が降り続いている 彼らは、私の傘にも 無数に貼り付き やがて、零れ落ちる 地面に落ちている 小さい蛙たちを 私は、容赦なく 長靴で踏み潰しながら 目的地へと向かう 小さい蛙たちは 私に抗議しているつもりか ケロケロ、ケロケロ とにかく、うるさい しかし、もっと、うるさいのは 童謡『蛙掃除の業者さん』を歌う 通学途中の小学生たちである