2016-09-05 ある山中の村の掟 寓話・童話・昔話 疲れて、脚が棒になった男は 両手を広げさせられ 針金で固定され 案山子のようにされ 山の畑に立たされ 野ざらしにされ まるで、鳥葬と変わらない そして、数日後 見るも無惨な姿になる その山の畑には 何体もの、案山子にされた 脚が棒になった男たちがいて その姿を見た、村人たちは 「働き過ぎは、良くないってことだな」 と、教訓めいた話をし それぞれ、何事も、程々を心掛けている