詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ある山中の村の掟

 

疲れて、脚が棒になった男は

両手を広げさせられ

針金で固定され

案山子のようにされ

山の畑に立たされ

野ざらしにされ

 

まるで、鳥葬と変わらない

 

そして、数日後

見るも無惨な姿になる

 

その山の畑には

何体もの、案山子にされた

脚が棒になった男たちがいて

その姿を見た、村人たちは

 

「働き過ぎは、良くないってことだな」

と、教訓めいた話をし

それぞれ、何事も、程々を心掛けている