詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ある鼠部隊の結末

 

鼠隊長と、鼠副隊長が

敵猫と遭遇した

 

鼠隊長は言った

「突撃せよ、鼠副隊長!」

鼠副隊長は答えた

「私には、副隊長としての責任があります

 安易な突撃命令は、了承出来ません!」

鼠隊長は怒った

「さては、臆病風に吹かれたな

 お前なんか、副隊長解任だ!」

鼠副隊長も怒って、言い返した

「こっちだって、あなたが隊長だと

 認めた訳ではない!」

鼠隊長は呆れた顔で言った

「先日、認めたじゃないか?」

鼠副隊長は顔を下に向け、本音を洩らした

「正直、後悔していたんですよ」

鼠隊長は大きな声で、こう宣言した

「もういい!我が隊は

 この日を持って、解散する!」

鼠副隊長は、それを聞いて

思わず、笑顔になり

敬礼をして、回れ右したところを

 

敵猫に、パクッと食べられた

 

鼠隊長は、恐怖で全身を震わせながら

「退却だ!無念極まりないが、退却だ!」

と、敵前逃亡しようとしたところを

 

やっぱり、敵猫に、パクッと食べられた

 

敵猫の胃の中で、消化される前に

この二匹の鼠が

どんな会話をしたのかは、定かではないが

きっと、とても醜いものであることは

 

容易に想像出来る

 

 

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