詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

思い込みの激しい私

 

サナギがありました

それは、蝶のサナギに見えました

ずっと観察していました

やがて、パカッと割れました

中から、大量の数字が零れ出てきました

 

「これは、何かの暗号では?」

 

そう考え、地面に落ちている数字を拾って

何度も並び替えて、暗号解読に励みましたが

結局、何も分かりませんでした

 

サナギの中に、まだ数字が

残っているかも知れない、そう思い

割れたサナギを、裏返してみましたが

やっぱり、空っぽでした

 

ふと空を見ると、数字がいくつも

ヒラヒラと、蝶のように舞っていました

一体、何処へ向かっているのか?

私には、知りようもありませんが

彼らの存在が、我々、人類にとって

かなり重要な、何らかの暗号であることは

きっと、間違いないのです