詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

王様は、自称・築城の名人

 

王様は

段ボールを使って

城を作った

 

そして、頭から

鎧のように装着した

 

世界初の移動式が

何より自慢だった

 

「全ての都市が、ワシの城下町」

これが王様の口癖

 

ある日、王様は

通りすがりの女に、ひと目惚れした

城をアピールしながら

お茶に誘ってみた

 

相手の女は、こう言った

「センスのない、ゆるキャラね」

 

王様はショックで、自ら城に火を放った

城は、王様ごと、燃え出した

 

ああ、段ボール城、落城す

 

しかし、火はすぐに

周囲の人々に消火され

数分後、救急車も駆けつけ

王様は、酷い火傷を負ったものの

命の方は助かった

 

王様、ただいま、入院中

ベッドの上で寝転がり

あーだ、こーだと、呟きつつ

新しい城の設計図を

大学ノートに書き記している

 

 

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