詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

増えては死ぬ、黒猫たち

 

夜空を猫型に

切り取ると、黒猫になる

 

誰かが軽い気持ちで

夜空を弄んで

黒猫を増やしているらしい

 

夜空に帰りたい

そんな黒猫たちが、ビルの屋上から

月に向かって、飛ぶけれど

みんな、地面に落ちて、死んでしまう

 

これは、自殺じゃない

これは、帰宅途中の事故

 

夜空を猫型に

切り取ると、黒猫になる

 

それを知っているからといって

悪戯に夜空を、切り刻むことなかれ