詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

無敵蛙、我を見失って、友も失う

 

ひ弱蛙は、無敵蛙に捕まり

相撲の相手をやらされることになった

 

無敵蛙は、ひ弱蛙に対し

あらゆる技を使って

二百回以上、投げ飛ばした

 

無敵蛙ときたら、大胆になって

「今日は、すこぶる調子が良い

 あと三百回は、投げ飛ばしてやろう」

そう考えながら

すっかり参って、仰向けに寝ている

ひ弱蛙の身体を起こして

「ホレ、もうひと勝負!」と、大声で言った

 

すると、ひ弱蛙は、最期の力を振り絞って

「僕は、もう、自分で命を捨てます

 何故って?

 この世に、アナタに投げ殺されることより

 不名誉な死に方なんて・・・・・

 ありませんからね!

と言い放ち、舌を噛み

本当に、死んでしまった

 

この地域に、蛙は

無敵蛙と、ひ弱蛙しかいなかったので

もう、無敵蛙は、独りぼっち

 

敵だけではなく、仲間もいないせいか?

日々、無敵蛙は、老け込んでいくばかり

 

自業自得とはいえ、憐れなものである

 

  

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