サンドバッグピッグに食べ物を
サンドバッグピッグは
身体が退化して、足がない
顔だけあって、首はなく
まるで、大きなハムみたい
そして、臀部に
アンテナみたいな尻尾が
誇らしげに立っている
サンドバッグピッグは
殴ってよし、蹴ってよし
タックルしてよし、投げ飛ばしてよし
顔面に膝を浴びせるもよし
けれど、尻尾を引っ張るのは、御法度
それは、命に関わる行為と言われている
それから、サンドバッグピッグを
散々、痛めつけた後は
何でもいいから、食べ物をあげること
じゃないと、サンドバッグピッグは
やたら、痛そうなを顔して
こちらに過度な罪悪感を
抱かせようとするから
本当は、痛点なんて、ない癖に