詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

墜落したら、満月のせい

 

満月の夜

星空から

縄梯子が

降りて来る

 

昇ってみようと

足をかけたら

ゆっくり、縄梯子が

引き上げられてゆく

 

どこまでも、どこまでも

引き上げられて

とうとう、月までやって来た

 

満月は言った

「どう?私、輝いてる?」

 

「はい」と答えたら

「よろしい」と言われ

また、縄梯子で、帰ることになった

 

この間、なんと休憩なし!

 

もう、手足が疲れて

どうしようもないのに

 

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