幸せにしてくれた、青い鳥
チルチルとミチルは
一般並みに、名字が欲しくなって
結婚相手を探しに、旅へ出ました
しかし、国中を歩き回っても
「名字もないような
得体の知れない者と
結婚なんて出来ない」
と、断られるばかりでした
人によっては
「身分が違う!」
と、二人を差別する者までいました
そして、結局、二人は
目的を果たすことが、出来ないまま
帰宅することになりました
しかし、数年後
チルチルは、左隣の青井さんと
ミチルは、右隣の鳥井さんと
結婚することになり
念願の名字を、獲得することに成功しました
このように、幸福とは
案外、身近に転がっているものなのです