詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

幸せにしてくれた、青い鳥

 

チルチルとミチルは

一般並みに、名字が欲しくなって

結婚相手を探しに、旅へ出ました

 

しかし、国中を歩き回っても

「名字もないような

 得体の知れない者と

 結婚なんて出来ない」

と、断られるばかりでした

 

人によっては

「身分が違う!」

と、二人を差別する者までいました

 

そして、結局、二人は

目的を果たすことが、出来ないまま

帰宅することになりました

 

 

しかし、数年後

チルチルは、左隣の青井さんと

ミチルは、右隣の鳥井さんと

結婚することになり

念願の名字を、獲得することに成功しました

 

このように、幸福とは

案外、身近に転がっているものなのです