詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

短詩ばかり、三篇ほど その二

 

真のグルメ?グルメ気取り?

 

冷たいスープに

よく洗った、小さな電気クラゲを

丸ごと、生きたまま入れると

スープに、微量の電流が走り

まさに、痺れるほどの、美味しさになる

 

特に、食通になってくると

一匹じゃ、もの足りず

小さな電気クラゲを、二匹、三匹入れて

気絶するほど美味い、なんて

唇を震わしているが

 

「ただの食通気取りに過ぎない」

という、意見も多い

 

 

旅で気付いたこと

 

私は傘と竜巻を利用して

空を飛びながら

あちこち、旅をするつもりでした

 

取り敢えず、竜巻を求めて

色々と歩き回りました

それは大変な距離を歩きました

 

しかし、何処へ行っても、竜巻と

遭遇することは、出来ませんでした

 

そして、気付いたのです

 

別に、空の旅にこだわらなくとも

良い旅は出来ると

 

あと傘は、雨が降った時など

結構、役に立つと

 

 

日本の四季と平和

 

春と

夏と

秋と

冬が

 

対立し

戦争し

交渉し

条約が結ばれ

 

各季節

テリトリーが

三ヶ月ずつ

公平に区切られ

 

日本の四季が、誕生しました