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詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

少数精鋭の理由

 

蛙の合唱隊

たった、三匹しかいない

 

いつも、紫陽花の葉の上で練習

人間の家の、窓サッシにへばりついて

本番のコンサート

 

家の中にいる人間たちは、たいがい

「蛙のうるさい、季節になったな」

と、感想を漏らすだけなのに

それを外から見ている、蛙の合唱隊は

「何て素敵な歌声

 ウィーン生まれに違いない

 なんて、噂してるんだろうな」

と、勝手に、誉められたつもりでいる

 

実は、この合唱隊

AとB、BとC、AとC

どの組み合わせのケースでも、仲が悪い

 

だから、新たな入隊者を募集すると

Aも、Bも、Cも、みんな

自分の味方に、引き込もうとするから

妙な感じになって

新人が、すぐ辞めてしまう

 

それゆえ、この蛙の合唱隊

いつまで経っても、たった三匹しかいない