コーヒータイム、神への感謝が足りない私
やっと、やるべき仕事を終え
区切りを付けた私は
休憩を取ることにした
神が、コーヒーを煎れてくれた
それを天使が、慎重に運んで来た
「ぬるい、これは飲みたくない」
と、私はワガママを言った
天使は、何も言わずに
カップのコーヒーを
地面に捨ててから、空へと帰った
十分後、再び、天使が現れた
今度は、コーヒーを、ポットで持って来た
それを私の目の前で、カップに注いでくれた
火傷しそうなほど、熱かったので
やや、不満だったが、何とか耐えた
そして、休憩終了
「さて、これから、どうしよう?
実は私、このあと
何もすることが、ないのです」
神は、コーヒーくらいなら
煎れてくれるけど
私が、あるいは人間が、迷っている時
ああしたらいい、こうしたらいい
というような忠告は、絶対にしてくれないし
・・・意地が悪くてね