詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

その蛙、アルコールの塊

 

酒蛙の体は小さい

酒蛙の色は赤い

酒蛙の息は、アルコール臭い

 

酒蛙が食べるのは、米か麦

それを体内で発酵させる

 

熟成してきたら、ちょっと吐いて

再び、口に含んで

じっくり、味見する

 

ちゃんと、酒になっていたら

葉っぱの器に、それを口から注いで

長時間、ちびちびやる

 

酒蛙は、いつも酔っている

酷い時は、仰向けになって

泥のように、眠っている

 

酒蛙は、いつも震えている

まるで、アルコール中毒患者である

 

これは余談だが

人間には、酒蛙の鳴き声が

「ウォーター、ウォーター」と、聞こえる

 

酒蛙は、生で食べられる

とは言っても、口に放り込み

舌で、酒を、ギュッと押し出して

本体の方は、ペッと吐き出す

 

地面に落ちた、酒蛙は

アルコールが抜けて

やたら、動きが軽やかになる

 

こっちも、良いことしたな

と、上機嫌になる

 

尤も、これは、アルコールのせいで

ホロ酔いになっている、だけかも知れない

 

 
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