詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

書店にとって無視出来ない虫

 

文字食い虫は

書店などにとって

大変な害虫である

 

あらゆる本や雑誌の

紙は残して

活字だけ、食べてしまう

 

一匹、この虫が現れただけで

その書店の商品は、不良品だらけ

 数匹、現れようものなら、商売にならない

 

また、文字食い虫は

満腹になると

所構わず、インク状の糞を出す

触ると、なかなか落ちない

 

はっきり言って

二重の迷惑である

 

ちなみに、印刷虫という

この糞掃除に、最適な虫もいる

 

文字食い虫の糞が

印刷虫の餌なのである

 

そして、満腹になったら

所構わず、インク状のゲロを出す

とはいえ、そう汚ないものではない

 

文字食い虫が、食べた活字を

そのまま、再生しているだけある

 

しかし、やっていることは

壁などに、落書きしているようなもので

 

やっぱり、コイツも

ただの害虫に過ぎない