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詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

バケツかぶり族の秘密

 

頭にバケツをかぶった

バケツ男、数人が

ある警察署の駐車場に並ばされ

射撃訓練の的にされていた

 

バケツ男たちは、揃って

頭部を撃ち抜かれ

血を噴き出しながら

その場に倒れ込んだ

 

射撃訓練という名の

銃殺刑を終えた、警察官たちは

「隠そうとするのが悪い!」

「その通り、イグザクトリイ!」

「顔も見せない、秘密主義者め!」

などと、口にしながら

次々、パトカーへ乗り込んだ

 

別のバケツ男たちを、新たに逮捕し

不当な罰を与えるために

 

たった独り

弾丸がかすめただけで、命拾いし

死んだフリをしていた、バケツ男が

震えながら、こう呟いた

 

「一体、私に

 何の秘密があると言うのか?

 そもそも、警察は

 我々、バケツかぶり族に

 何の興味もない癖に!」