詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

マインドコントロール、何故、そう思い込んでしまったのか?

 

おれは、ダイナマイトな亀

よせよ、触ると、危険だぜ

 

長い尻尾は、導火線

甲羅の中は、ぎっしり火薬

 

おい、お前、命知らずか?

 

じゃあ、火を点けてみるか?

おれと、爆死する覚悟があるか?

 

ないなら、何処かに避難しな

 

 

ある日、命知らずの若い男が

ダイナマイトな亀の背後に立ち

「いつも、偉そうなんだよ!」

と、ガスバーナーで、尻尾に火を点け

急いで、そこから逃げ出した

 

「熱い、熱い!」

 

ダイナマイトな亀は

涙目になって、叫んだ

 

そして、何とも形容し難い

情けない顔で、こう言った

 

「自分は、誰かに

 洗脳されていたらしい

 全く、恐ろしい世の中だ

 今後、一体、何を信じていいのやら

 

おれが、普通の亀だったなんて・・・