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詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

不慮の事故、通りすがりの人に助けてもらう

 

水が飲みたかった

ちょっと先に、水道があった

小走りで向かった

 

急いで、蛇口をひねった

 

しかし、回っているのは、蛇口ではなく

私の、右手首の方だった

 

雑巾のように捩れて

もう、とれそうになっている

 

痛みも出てきた

 

こんな状況になっても

私の、水を飲みたいという欲求は

収まることなく、むしろ、強まっていった

 

駄目になったのは、右手首だから

左手を使えば・・・

そう思ったが、躊躇した

 

どうしても回せない

 

同じことが、もう一度

起こらないとも、限らないから

 

私が、喉の渇きと、右手首の激痛で

すっかり、青ざめた顔になり

うずくまっていると

 

通りすがりの親切な人が

色々と、相談に乗ってくれた

 

「病院へ行くべきだ

 少なくとも、水は飲める」

 

それが結論だった

 

私は、プラプラの右手首を

正常な左手で抑えながら

何とか、立ち上がり

 

病院へ行く決意をした

 

確かに、病院なら

この、おかしくなった右手首に

何らかの処置をしてくれるだろうし

水だって、飲むなとは言わないだろう

 

通りすがりの親切な人よ

的確な忠告、有り難う