詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

科学万能主義を批判し過ぎてはいけない

 

二十一世紀後半

人類は、偉大な進歩を遂げ

多くの人間が、小指を

 

機械化することに成功した

 

これによって、小指から

レーザービームが出せるようになった

 

小指が、数センチ、伸縮自在にもなった

 

野球では、新たな変化球が誕生した

 

小指だけは、象に踏まれても大丈夫になった

 

爪をはずすと、ボールペンにもなった

 

残念ながら、問題もあった

 

小指で、鼻をほじったり

耳をほじったりする時

誤って、レーザービームを出してしまい

 

自爆死してしまう者が

少なからず、現れたのである

 

しかし、これは

小指が機械化されたからというより

個人の不注意からくる問題である

 

一部の愚か者のために

科学の進歩を、遅らせてはいけない