詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

柔道家にとって、掃除も修行のうちか?

 

ある子供向けの柔道教室に

「一本背負い象」という、ペットがいた

 

この象は、比較的身体が小さいうえ

胴が短く、脚が長めだったので

子供が、鼻を手でつかんで

一本背負いをするのに、ちょうど良かった

 

ある程度、踏ん張るし

先生から、受け身も教わり

投げられても、怪我することなく

すぐ立ち上がるので

 

子供たちの練習相手として

大変、人気があった

 

しかし、この象には

ひとつだけ、大きな問題があった

 

たまに、練習とは思えない、凄まじい勢いの

素晴らしい一本背負いが、決まった時に限り

その衝撃で、思わず、脱糞し

畳を汚してしまう、悪癖があった

 

それゆえに、大人や、有段者の子供が

この象を、投げられ役に利用することは

 

先生が、固く、禁じている