詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

母親が体調を崩して入院、女モノのスリッパを買いに行く、息子の話

 

 いかにも私的な話で、恐縮ですが、胃癌を患っている母が、体調を崩して、入院することになりました。

 

 別に、こういうことは、初めてではないので、母は、やや落ち込みながらも、比較的落ち着いており、病院から自宅へ戻ると、すぐに、自分で入院の準備を始めました。

 

 そして、十分後。

 

 入院と聞いて、当人より、格段に気持ちがバタバタしていた私を呼んで、母は、こう言いました。

 

「スリッパ買って来て!」

 

 私のような、役立たずの息子がしてやれることといったら、こんなことしかないのか?と、少し情けない感じもしましたが、これも重要な任務だと思い直し、「どんなやつ?」と、リクエストを訊くと、「女モノ、冬モノ、小さめ、色は赤系、暖かそうなモワモワした感じのやつ」と、思ったより、好みがうるさいのでした。

 

 結論を言うと、私の母の好みのスリッパは、一軒目の大手ドラッグストアにありました。一足五百円もしなかったので、二種類買いました。

 

 私は、母に「お母さんの好みがうるさいから、探すのが大変だったよ。五軒目でやっと・・・」みたいな話をしたかったのに、はっきり言って、拍子抜けでした。

 

 このドラッグストアを一軒目に選んだのも、本命の大手衣料品店、対抗の大手ホームセンターを避けたからなのに、最近のドラッグストアの品揃えときたら、侮れません。私もついでに、自分が履く、健康サンダルを買いました。

 

 私が買ってきたスリッパは、注文者の母から、言われた通りのものだっただけに、ちゃんと、気に入ってもらえたようです。

 

 良かったです。

 

 ちなみに、今現在、母は、「少し入院が長引いてくれた方が、保険の金額が・・・」なんて、俗な計算をしています。

 

 この調子なら、病気の進行も止まるだろうし、退院も早まりそうです。

 

 それでは、読者の皆さん、次の「日常の話」の時まで、さようなら。健康には、くれぐれも気を付けて。

 私は、相変わらず、酒飲みで、人様に気を付けて、とか、言える立場ではないのですが・・・。