詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

釣りバカ日誌2、第4話「日本連ドラ史上最大のハチャメチャ演出が、視聴者の度肝を抜く!」


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 テレビ東京「釣りバカ日誌2」の第4話、ストーリーがどうとか、リアリティーがどうとか、ディテールがどうとか、「そんなものはどうでもいい!」と言わんばかりの、批評家泣かせの、画期的なハチャメチャ演出が終盤にあり、それは、とにかく、大変なインパクトがありました。

 

 気になる方は、こんなチャチなブログの文章なんて読んでいないで、一刻も早く、釣りバカ日誌2の、伝説となるであろう第4話を、映像配信で観ることをお勧めします。

 

 視聴率的な記録はどうあれ、明らかに、視聴者の記憶に残る、掟破りのバカ騒ぎ、普通の人は笑い転げ、真面目な人は「ふざけるのも、たいがいにしろ!」と、怒りでそのまま卒倒する、観た者全てに爪痕を残す、衝撃のクライマックスが、あなたを待っていますから・・・。

 

 

 それでは一応、あらすじです。別にそんなもの、必要のない回なんですが・・・。

 

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 ハマちゃんの兄・純友が、SNSで仲良くなった女性に会うため、上京します。純友は、その女性と結婚の約束もしているそうで、「あやしい」と思った母から、ハマちゃんに、偵察指令が下されます。

 


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 純友から、「来るなよ!」と釘をさされながらも、面倒臭いと思いつつも、母の指令に応えるハマちゃんです。ちなみに、この純友と彼女(美和)が会う約束の場所は、元々、みち子さんが、クレームブリュレを食べるために、ハマちゃんをデートに誘った場所でした。偶然って、意外とあるものなんですね。

 


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 純友の目の前に現れた女性は、この通りの美しさですが、マンション購入の話をしたり、結婚の話はしても、親には会わせたがらなかったり・・・客観的にみて、結婚詐欺・不動産詐欺と疑われたとしても、仕方がないところがありました。

 

 ちなみに、偵察隊の一人であるみち子さんは、釣りの話ばかりする純友を見て「兄弟揃って釣りバカ」、美人を目の前に舞い上がっている純友を見て「釣りバカじゃなくて、ただのバカ」と、美和以上に、ハマちゃんの兄・純友を厳しく査定します。

 


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 偵察後、かづさ屋にて、店主が美和の詐欺師度チェックをすると、完全に詐欺と認定されますが、純友は「彼女がそんな人間のはずがない」と、どうしても納得出来ません。

 


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 翌日、ハマちゃん、純友、スーさん、美和の4人で、釣りへ出掛けます。最初の頃は、美和のことを詐欺まがいと疑っていた、ハマちゃんでしたが、彼女の人柄に触れ、「美和さん、最高だね」と、これまでの評価を改めます。

 

 ちなみに、スーさんの方は、出会った時から、お別れの時まで、美和のことは、ずっと、お気に入りのようでした。

 


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 美和に、鈴木建設の社員だと嘘をついていた純友が、ハマちゃんから社章を借りて、社員食堂で、彼女とランチ・デートをします。

 

 昨日、たまたま、ホテルのロビーで、男と保険金の話をしていた美和を目撃してしまった課長が、ハマちゃんに「保険金殺人とか、あるかも知れないぞ」と、余計な忠告をします。

 


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 話は変わって、大学の先生・藤岡から、「一緒に朗読劇を観に行かないか?」と誘われたみち子さんが、一応、ハマちゃんに相談をしてみます。

 

「二人きりで会う」とみち子さんが言えば、「よろしく伝えて」とハマちゃんは答え、「食事するかも」とみち子さんが言えば、「ずるーい!美味しいもの食べるんでしょ?」と、ハマちゃんは答えます。

 

 後ろで実況・解説をしている、かづさ屋の父娘は、「好きな男に嫉妬されたい、行くなと言って欲しい、そんな女心が分かっていない」と、尤もなことをコメントしています。

 


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 みち子さんは、藤岡とのデート中、偶然、美和が男といる現場を目撃、ハマちゃんに連絡し、二人で事情を訊くと、彼女が、保険会社に勤めていること、婚約者がいたが別れてしまったこと、その傷口を癒すため、SNSで純友と関わったこと、そして、実際、彼に好意を持っていること、などが判明します。

 


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 ある時、純友と美和が歩いていると、突然現れた、チンピラ風の男に絡まれ、彼女を守ろうとした純友は、刃物で腹部を刺されてしまいます。そこへ、偶然とは思えないタイミングで、かづさ屋の店主が現れます。

 


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 何とか、かづさ屋まで辿り着き、痛みに耐えながら、「自分は、鈴木建設の社員ではないこと」、「美和と出会えて幸せだったこと」などを語っていた純友でしたが、ついに、力尽きてしまいました・・・。

 

 
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 ・・・と思ったら、「ラララー♪ララララー♪」 という歌声と共に、ジェームズ・ブラウンに扮装した、ハマちゃんが現れ、純友に手を差しのべると、イエス・キリスト級の奇跡が起き、彼は蘇り、痛みも忘れて、踊り出します。

 


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 さっきのチンピラ風の男も登場し、一緒に、ケチャップを持ち、歌い、踊ります。

 

 

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 金色に輝く、大量の紙吹雪が舞う中、陽気なチアガールたちも、次々と登場します。
 

 なんと、「純友、男に絡まれ、刺される」から始まる、一連の出来事は、彼が美和に告白するために仕掛けた、サプライズ・ドッキリだったのでした。

 


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「どうせ、あの人が入ってるんでしょ?」と、誰もが想像出来る、大きな金色の箱が運ばれて来ます。

 


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 箱を開けると、やっぱり、視聴者の誰もが想像した通りの人物が・・・。

 

 かづさ屋の中で、「イェーイ、ダブル、ジェイ・ビー!」という、どうでもいい掛け声が、響き渡ります。


 

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 神父に扮装した、かづさ屋の店主が、何とも言えない歌唱力で、アメイジング・グレイスを歌いながら、飄々と登場します。純友が美和に贈る指環を、何故か、鯛にくわえさせています。

 

 純友のプロポーズが始まったものの・・・美和は「もっと早く、出会っていれば良かった」と、やんわり断ります。

 

 鯛がくわえていた指環も、そんな二人の関係を象徴するかのように、口の中へと入ってしまいます。

 

 美和の気持ちを察した純友は、「以前、付き合っていた婚約者のことが、まだ、忘れられないなら、もう一度、話し合ってみた方が良い」と忠告し、男らしく、引き下がります。

 

 美和は、皆に深々と頭を下げ、純友にお礼を述べてから、静かに、この場を立ち去るのでした。

 

 

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 そのまま、かづさ屋で純友の残念会、さっきの鯛が調理され、それを食べたスーさんの体内に、指環が入ってしまいます。

 

 かづさ屋の店主「しょうがない、こっちも三枚におろそう」、スーさん「大丈夫、明日の朝、必ず出しますから」などと、てんやわんやの中、「それは左の乳」という、スーさんの謎の言葉を最後に、放送は終了となります。

 

 とにかく、この釣りバカ日誌2の第4話における、残り十数分の無茶な悪ノリは、監督・脚本家を始めとするスタッフが、「バカと思われても仕方がない人たちか、バカと思われることを、全く気にしない人たち」であることの証明であり、それゆえに生まれた、空前絶後の悪フザケであり、第4話に限らず、釣りバカ日誌2、これからも、必見としか言い様がありません。