詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ひよっこ、第19週「見せ場である、田植えのシーンで、雨が降り続けるという、ハプニング!」


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 NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の、第19週「ただいま。おかえり。」は、記憶を失った実が、みね子と一緒に、2年8ヶ月ぶりの帰郷、茂・ちよ子・進・宗男など、家族との再会に加え、長めの田植えシーンと・・・殆んど、クライマックスといった感じで、「あれ、来週で最終回?」と、勘違いする視聴者がいても、別に、不思議ではない、大変、盛り上がった週でした。

 

 世間一般の評価で言えば、感動的な家族の再会と、再生の始まりの週で、視聴率も良く、批判するより、素直に、良かった面を話すべきなのでしょうが、残念ながら、私、そんなに、素直じゃないので・・・批判というより、気になったことについて、指摘してみたいと思います。

 


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「この週を通して、やたら回想シーンが多いのは、もしかしたら、視聴者の中にも、記憶喪失の人がいるかも知れないからという、脚本家(演出家)の配慮?」

 

「給料1ヶ月分の現金を失ったというショックだけで、記憶喪失になるのなら、給料何十ヵ月分の借金を背負った時、どうして、実は、記憶喪失にならなかった?」

 

「何も悪いことをしていないのに、不条理な酷い目にあって、ある種の人間不信から、実が記憶喪失になったのだとしたら、戦争へ行った時点で、彼は、記憶喪失になっているのでは?また、設定上、身体に戦争の傷が必要だったのは、宗男ではなく、実の方だった(その方が、すぐ、本人確認出来た)?」

 

「トタンを貼り直す、ペンキを塗る、水道を修理することは、上手に出来ても、田畑に関することは、みんな忘れているという・・・明らかに、記憶の選り好みがある、実」

 

「演出意図不明、謎としか言いようがない、平仮名だらけの、川本世津子の手紙」

 

「赤坂で、みね子が『田んぼの水面に、青空が映り込んで、綺麗』と言っていたのに、田植えのロケ日が、まさかの雨、というハプニング!」

 

「みね子が帰郷(田植え)のため、休む休まないの話、『一人や二人、パート雇えよ、すずふり亭!』としか言いようがない。たとえ、後で、愛子や由香が入って来るのだとしても・・・」

 

「バスの車掌が要らなくなるだけじゃなく、どうせ、みね子の周囲の人しか使わないのだから、あの路線自体が要らない(成り立たない)?」

 

「バスの運転手の小太郎・・・目立たないにも程がある!いっそ、最後の最後まで、顔を見せないで、実は、小太郎を演じているのは、このドラマの脚本家の岡田氏だった、みたいな演出の方が、面白かった」

 

「バス停から、谷田部家まで、徒歩で約一時間・・・明言する必要あった?進は、小さい頃から、あそこを往復し続けている訳だから、そりゃ、脚も速くなるだろう」

 

「私の個人的印象かも知れないが、意外と、よそよそしい、進の、実への抱きつき方」

 

「きよの、雨なのに『今日は、田植え日和だな』という台詞は、明らかに、あの雨が、予期しない、ハプニングだった証拠。柴田理恵がアドリブで『今日は、雨降りだから、大変だ』と、機転を利かすようなことがあっても良かったし、監督の判断で、台詞削除でも良かった」

 

「宗男は、実の記憶喪失を知らないテイの設定にみえたが、美代子が実の記憶喪失の事実を知って、1週間以上経っているのに、まだ、教えていないなんて・・・宗男は、かなり、谷田部家の人々から、軽んじられている?」

 

「実と宗男、あの時代の、田舎の四十過ぎ男が、人前で、あんな抱き合い方をする?」

 

「田植え指導(監修)なしでやったのが、明瞭な、あれだけ距離がある、田んぼの田植えで、苗を踏まないように、下がりなからではなく、前進しながら、苗を植え始める人たち・・・逆にクロウト?」

 

「雨というハプニングで、急遽、用意したと思われる雨合羽が、現代的過ぎる。更に、雨中の田植えでは、今も昔も、着ない、あるいは上だけが普通だと思うが、全員が、上下着用(もちろん、究極的には、個人の勝手ではあっても)」

 

「長靴では、作業効率が悪くなるのは当たり前、裸足でやるべき。(あの天気では、かなり、冷たいだろうけど)」

 

「田んぼの中で、あの時代の、農業に従事する大人たちが、泥んこ遊び・・・ネット上に限らず、批判する人(不快に思う人)がいるのは、自然なこと・・・しかし、あそこで茂が、凄い剣幕で、一喝していれば、宗男に拳骨でも食らわしていれば、ああいう、オフザケ演出も、アリだったかも知れない・・・」

 

「きよの『私が初恋の相手だということも、覚えてねえのか?』と聞いた実が、それを強烈に否定しようとすることで、そのまま、記憶が甦って欲しかった(もちろん、これは、ただの冗談)」

 

「田植えが終わった後の、水田を見て、実が『綺麗だなあ』、それもそのはず、手植えなのに、足跡ひとつない、まるで機械植え(しかも、現代の最新式)のような仕上がりなのだから・・・」

 

「高子の結婚エピソードが、いかに、後から挟み込まれたものであるかが、よく分かる・・・奥茨城で、ひとりぼっちの高子」

 

「田舎に帰って、野性に返るのではなく、赤坂という、都会の大繁華街で、急に野性に目覚め、叫び出す、変人みね子」

 

「段々、鼻についてきた、みね子の『私は奥茨城でも、赤坂でも、重要人物』といった感じの態度」

 


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 2年8ヶ月前は、こんなに無垢で美しい、田舎少女だったのですが・・・。