詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

警視庁ゼロ係2「明るく楽しい、駄目ドラマ」という、新ジャンル!

 

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 テレビ東京・金曜8時のドラマ「警視庁ゼロ係2~生活安全課なんでも相談室~」の第4話を観た感想です。

 

 シーズン1は、何話か観たことがありましたが、シーズン2は、この第4話が初めての視聴です。

 

 正直、1が全く面白くなかったので、2が始まっても、何の関心もなかったのですが、ある時、このゼロ係の、某ドラマ感想サイトを見たら、多くの人に絶讚されていたので、「1から2になるにあたって、大幅な改良があったに違いない」と思い、早速、第4話を観たのですが・・・ハッキリ言って、キャストは、多少、変わっているのでしょうが、刑事(警察)ドラマとしての質の方は、何ひとつ、変わっていませんでした。

 

 昔通り(1と変わらない)、「明るく楽しい、駄目ドラマ」のままでした。

 

 ゆえに、怖かったです。日本一、メジャーな、ドラマ感想サイトでも、関係者に(あるいは一部の熱狂的ファンに)乗っ取られちゃうようなことも、あるんだなあ、と思って・・・。

 

 それでは、警視庁ゼロ係2の第4話、私が気になったシーンだけ、ピックアップして、まとめてみましたので、どうぞ、ご覧ください。

 

 

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 番組始まってすぐに、このドラマの主役・小泉孝太郎演じる小早川冬彦が、偶然、今回の話のキーマンになる、自殺者と思われる死体を発見・・・このくらいのことで、「ドラマの御都合主義も甚だしい!」なんて、過度に興奮しているような人は、残念ながら、このドラマを見終わる前に、自分の心臓が止まって、そのまま、人生が終わってしまうかも知れません。

 


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  駿河太郎演じる、伊達警視「血判書付きの遺書か、珍しいな(そして、自殺と断定)」、その前に、遺書なのに、手書きじゃなく、名前のサインまで印刷という点にこそ、着目するべきだったのではないでしょうか?

 

 

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 冬彦の相棒・寅三(松下由樹)が参加している、ミステリー・バスツアーが、ナイフと爆弾を持った、女性添乗員(役名・池澤貴梨子)によって、ジャックされ、乗客が結束バンドで両腕を縛られますが・・・エキストラに優しい、ドラマ・スタッフのお蔭で、かなり、ゆるめに縛られます。

 

 

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 犯人が、ボタンを押し間違えないように、起爆装置には、プラスチックのカバー、結構、大きめの字で、AとBと書かれています。赤いボタンの周囲に、工場現場のロープのような、黒と黄色のデザイン・・・この爆弾製作者の、一般には、無意味としか思えない、妙なこだわりを感じます。

 


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 今回の放送の最大のミステリー、全く、声を上げることも、争うこともなく、いつの間にか、運転手が、若い女一人に、縛り上げられてしまいます。

 

 そして、注目すべきは、運転手の口のタオル、猿轡というより、マスクがない時の、大掃除スタイルにしか見えません。 これなら、普通に、声が出せると思うのですが・・・。

 


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  バスジャック犯(池澤貴理子)の同僚の話によると、「貴梨子の友人の森麻衣子(自殺に見せ掛けて、殺された男の娘)が、階段から転落死したのは、自分たち、派遣社員を軽んじる会社の、苛酷労働のせいと、彼女は抗議したものの、受け入れられなかった」、「貴梨子発案の今回のミステリー・バスツアーは、採算が合わない企画だが、もうすぐ彼女が、解雇されることから、特別に実現した」、「貴理子と麻衣子は、会社に2億円の利益をもたらす、独自ルート(顧客?)を開拓した功労者」とのことです。

 

 過労死とも言い切れない、友達の死を理由に、バスジャックをしても構わない、自分が死んでも構わない、ツアー客が死んでも構わない・・・そこまでの気持ちになれる人間は、日本広しと言えど、おそらく、この池澤貴梨子だけでしょう。

 

 主にバスの添乗員をやらせている、派遣社員に、企画や営業まで任せるのは、日本広しと言えど、おそらく、この磯山観光だけでしょう。

 

 2億円の売上げでも凄いのに、会社に2億円の利益をもたらした、スーパー・ビジネス・ウーマンの二人を、正社員にして、会社に繋ぎ止めるどころか、辞めさせてしまうのも、日本広しと言えど、この磯山観光だけでしょう。 

 

 

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 黒幕の一人である、磯山観光の社長が「どうして、君たちがここに?」と、冬彦たちに訊ねると、「ずっと、あなたたちを、尾行していたんです」という、何の捻りもない、素朴な答えが、堂々と・・・。

 


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 今時のドラマでは観ることが出来ない、悪者役が、分かりやすく、悪だくみをしている時の顔です。

 

 法律事務所へ、ブラック企業の苛酷労働による、過労死認定の相談をしに行き、その結論が「バスジャックをすれば、会社に対して、主張すべきを主張する、良い機会が出来る」とは・・・このドラマの、原作者や脚本家の、弁護士のイメージって、一体?

 


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  バスの中で、情報も少ない中、バスジャックの黒幕が、自分のツアーのパートナーである、弁護士の岡野だと、寅三が気付いた理由が、彼とぶつかった時、ナイフっぽいものの感触があったから、パニック娘に予備の携帯電話を借りて、冬彦にメールを送った時、岡野が咳をして、バスジャック犯の女に、そのことを気付かせようとしたから・・・こんなことで、警察に、犯人として、疑われるのであれば、この世に、冤罪がなくなるどころか、増え続けるに違いありません。

 


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  最初から最後まで、この犯人、ナイフの持ち方も、構え方も、本当に変でした。演出家は、どうして注意しようとしなかったのか?今回の事件は、無事、解決したかも知れませんが、今、ここに、新たなミステリーの始まりです。

 


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 総理暗殺未遂事件、冬彦の見立てでは、本当に狙われていたのは、誤って撃たれたという説が有力視されている、幹事長だった・・・普通に考えて、二人とも、ほぼ同じ場所にいるので、最初から、どちらに断定することも出来ないと思うのですが・・・。

 

 この総理暗殺未遂事件のエピソード、最近のドラマに、よくある、一話完結スタイルでありながら、第一話の時点で、大きい問題を提示して、その後、毎回、小出しに情報を出しつつ(伏線を作りつつ)、最終回の大オチとして、ドラマのクライマックスを盛り上げる、という手法なのでしょうが・・・どうせ、総理(小林稔侍)が、一番、悪いヤツって話なんでしょう?

 

 第4話しか見ていない私でも、分かっちゃうような話を、大オチに使う、このドラマのプロデューサーを始めとする、製作者たちの勇気が凄い・・・もちろん、出来ることなら、私の予測は、外れて欲しい訳ですが・・・。

 


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 冬彦が書いた、総理暗殺未遂事件は、幹事長暗殺事件だったという、根拠を示した、Zレポート・・・通称かと思っていたら、正式名称が(表紙にデカデカ記されていることで)、Zレポートだと、分かったところで・・・この記事も終了です。

 

 

 読者の皆さん、きっと、お忙しい中、私のつまらない記事に、お付き合い頂き、本当に、有り難うございました。

 

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