詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ひよっこ、川本世津子救出大作戦を、つまらないと思う視聴者は、このドラマの見方が分かっていない?

 

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 NHK・朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の、第135話は、女優・川本世津子が、身内との、金銭をめぐる確執(醜聞)で、マスコミにマークされ、自宅マンションに引きこもらざるえない中、それを心配するみね子が、ヒデとヤスハルの協力を得て、救出作戦を決行するという話なのですが・・・これまでも、このドラマは、「朝の連続テレビ漫画」、「朝の連続テレビ演劇(コント)」などと、ネット上で、揶揄されてきましたが、今回、ついに、朝の連続テレビ「児童文学」に・・・。

 

 

 休日、外出から帰って来て、例の広場で悩み出す、みね子に、「店で、包丁を研いでいた」という、ヒデが登場・・・おそらく、彼のやっていたことは、この当時でも、「日本一、つまらない、休日の過ごし方」と、断言出来るでしょう。

 

 川本世津子のことで、みね子が、ヒデに相談、普通に考えて、「放って置きなよ」としか、言いようがないはずですが・・・。

 


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 考えても、考えても、ノーアイデア男の、冴えない表情・・・やがて、浮かび上がった、昔の洋画をヒントにしたアイデアが、今回の川本世津子救出大作戦に、採用される訳ですが・・・このドラマの脚本家の、岡田恵和氏も、いつも、こんな顔をして、ひよっこを書き上げているのでしょうか?

 


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「飛んで火に入る夏のヤスハル」を迎えて、急遽、結成された、ズッコケ三人組が、地面と木の枝を使って、作戦会議・・・小学生が出てくる、日本の児童文学には、欠かせないシーンです。

 


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  川本世津子救出大作戦とは?

 

 まず、雑誌記者に変装したヒデが、他の本物の記者たちに紛れ込む、タイミングを見計らって、出前を装ったみね子が、声を上げながら、チャイムを鳴らす、世津子が気付いて、彼女を中に入れる時、記者が入らないように、ヒデが邪魔をする、中に入ったみね子が、世津子に、ここから出ることを勧める、外で、移動販売のかき氷屋に扮したヤスハルが、「かき氷、無料!」の掛け声と、録音された大音量の歌で、記者たちの気を引く、(実際、何割かの記者は、食べに来る、それ以外の記者も、気を取られている)、みね子と世津子が好機とばかり、外に飛び出す、記者が気付いても、再び、ヒデが邪魔をする、そのまま、みね子と世津子の二人は、あかね荘の方へと向かい、走り出す・・・という、「普通、途中で、誰かに捕まるだろう」と、大人なら、誰もが頭によぎる、リスキーな作戦ではありますが、テレビの前で、そんなことを突っ込むより、NHKの朝ドラらしく、お茶の間の家族みんなで、ズッコケるのが、このドラマの、「正しい楽しみ方」かと思われます。

 

 

 ズッコケと言えば、これから、走って逃げようとしている時に、世津子が、重そうな旅行鞄を持ち出して、みね子に「ちょっと、何考えてるんですか?そんなのダメです!」と注意されるのですが、そんなみね子も、ずっと、岡持ち握ってるし・・・そもそも、ヤスハルの移動販売の屋台が、車だとしたら、それに世津子を乗せることを最優先にした、作戦を考えるべきだったのでは、と・・・。

 


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 それでは、最後に、ひとつだけ、言わせてください。

 

 ネットなど、メディアで話題の、「では、おのおの、抜かりなく」という、作戦決行前の、みね子の(大河ドラマで使われていたという)台詞は、ヒデやヤスハルにではなく・・・自宅マンションから、あかね荘に向かって、結構な距離を走ったはずの世津子に、ハイヒールを履かせていたことに気付くことのなかった、このドラマの演出家を始めとする、スタッフにこそ、言って置くべきだったのかも知れません。