詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

わろてんか(第1回)、週タイトルで「わろたらアカン」と言われなくても・・・笑えないので心配無用!

 

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 NHK・朝の連続テレビ小説「わろてんか」の、第1回放送を観た感想です。

 

 オープニングは、舞台上の「下手かつベタなドタバタ」から始まり、全く印象に残らない、松たか子の主題歌、ヒロイン・てんの父親のくしゃみで、通行人が総ズッコケ、鈴木福の素朴なコミカル演技、NHKの朝ドラに竹下景子という、今更な感じ、真面目そうなドイツ人の頭に、動物の耳のようにくっついた、二匹の蝶、それを切っ掛けに、テーブルの上の、料理と新薬の瓶が落ちて、ガッシャーン・・・このカメラの前の騒々しさと、テレビの前の笑いの量が、全く比例しない、散々なスタートだったと断言させてもらって、特に、差し支えはないかと思われます。

 

  モデルありの一代記(明治女の成功物語)、ヒロインの幼少記でプロローグ、おそらく、戦争や大災害を挟み、老年期でエピローグという、近年の典型的な朝ドラスタイルの、直球ど真ん中・・・前作の朝ドラの「ひよっこ」が、掟破りの大変化球だっただけに、その対比もあり、視聴率的にも、批評家やメディアの論評的にも、厳しい結果になる予感しか、私にはありません。

 

 尤も、ヒロインの幼少記がつまらないのは、「おしん」のような、一部の例外を除いて、朝ドラのお約束なので、本編に入ったら(ヒロインが子役から、大人に交代したら)、急に、面白くなっていくという展開も、充分、考えられるので、さすがに、第1週で視聴離脱は、しない方が良さそうです。

 

 ところで、いかにも「わて、関西を舞台にした、NHKの朝ドラで、ヒロインの幼少記、やってまんねん」みたいな子役・・・何とかならなかったんでしょうか?

 

 もちろん、悪いのは、この子役ではなく、選んだ大人たちと、笑いたくとも笑えない、ありきたりな笑いに逃げ込んだ、ベタな演出家な訳ですが・・・。

 

 

 奇しくも、前作と今作で、「変化球(ひよっこ)」対「直球(わろてんか)」の、東西対決が実現することとなり、結果次第で(朝ドラのファンが、今、何を求めているのかが分かり)、今後の、NHKの朝ドラのスタイルに、少なからず、影響を与えることになりそうですが・・・私個人は「ひよっこ」というドラマが好きですけど、NHKは「直球主体」でいくのかな、と・・・モデルや原作があれば、大暴投(大ハズレ)ということにはならないから・・・ひよっこも、終盤は、三振をとりまくっていた印象ですが、大半は「見逃せば(冷静になって観れば)、ボール(なんじゃこりゃ)」という、エピソードばかりになっていましたし・・・。