これを読めば、勉強になる?朝ドラ「わろてんか・ことわざ集(20篇)」
NHK・朝の連続テレビ小説「わろてんか」の、名場面・名台詞から生まれた、ことわざ集です。全部で、20篇ほどあります。学校のテストには、出ないかも知れませんが、いつか、あなたの役に立つものも、あるかも知れません。ぜひ、一読してみてください。
「藤吉の顔にチョコを塗る」
顔に泥を塗る、と同じ意味のことわざです。これまで、ずっと、イケメンで通ってきた、ある俳優が、このドラマで、初めて味わった屈辱から、生まれたと言われています。
「義士も猪も一緒」
本来は、間違えるはずのないことでも、緊張していると、間違えてしまうという意味の、ことわざでしたが、最近では、「あり得ない」という意味で使われることが、多くなっているようです。
「笑いの色は茶色」
「他人には通じない、ただの自己満足」という意味の、ことわざです。同じような意味のことわざで、「藤吉のなぞかけ」という、言葉もあります。
「ドイツ人の頭に蝶がつく」
不吉なことの前触れ、という意味のことわざです。
使用例「君、始まる前から、『ドイツ人の頭に蝶がつく』ようなことばかり言っていると、まとまる商談も、まとまらなくなってしまうよ」
「ゲラにお酌はやらせるな」
昔、ある京都の薬問屋の主人が、ゲラである自分の娘に、大事なお客のお酌をさせたところ、突然、どうでもいいことで、大笑いし、相手を不機嫌にさせてしまったことから、生まれたことわざで、「適材適所を考えよ」という意味です。
「てんが歩けば、藤吉に当たる」
人によっては、世の中、何でも、思い通りになる、という意味のことわざです。
「噂をすれば、伊能様」
やはり、人によっては、世の中、何でも、思い通りになる、という意味のことわざです。
「京都の着倒れ、藤岡家の襖倒れ」
京都の人たちは、着物を買い過ぎる、藤岡家の人たちは、襖に体重をかけ過ぎる、という意味のことわざです。
「薬品倉庫に火が点く」
どんな病人でも、自分の家の一大事の時は、命燃え尽きるまで、頑張ってしまうことから、「ほどほどに」、「無理はするな」という意味のことわざです。
「儀兵衛に滑車」
誤解されるようなことは、なるべくなら、しない方が良いという意味の、ことわざです。昔、ある京都の薬問屋の主人が、滑車を使って、物を運ぼうとした時、身内から、首を吊ろうとしていると、誤解されたことから、生まれたと言われています。
「燃えた手紙が、数日も放置」
落ちぶれ出したら、目の前のゴミさえ、何日も放って置くほど、「堕落していく」という意味のことわざです。
「遺影と回想のみ」
よく分からない理由で、窓際に追い込まれるのは不条理だ、という意味のことわざです。
使用例「つい、この間まで、本社で、一生懸命、頑張っていた部長が、地方に飛ばされてしまうなんて・・・遺影と回想のみとは、このことだ」
「明日は我が身」
仏壇の前の、早世した孫の遺影を眺めながら、祖母が、思わず、そう感じずにはいられなかったことから、生まれたことわざで、意味は、そのまま、読んで字のごとくです。
「死人にかやくごはん」
かやくごはんは、死後、仏壇に供えるよりも、生前、その人に、食べさせてやることが何より、ということから、「もう、手遅れ」、「生きている側の自己満足」という意味の、ことわざです。
「ゴロツキに、神の声」
殴られたり、投げられたりして、意識が朦朧としている時は、たとえ、ゴロツキだって、神の存在を思い、聞こえるはずのない声に反応することもある、つまり、「信仰心の全くない者なんていない」という意味の、ことわざです。
「物言えば、唇寒し、ナレーション」
お喋りな相手に対して、「でしゃばるな、黙っていろ、そんなことは聞きたくもない」と言いたい時に使えば、やんわりとした警告として機能する、便利なことわざなので、皆さん、ちゃんと、覚えて置きましょう。
「明日はどこから」
朝から、そんな哲学的な話をされても、みんな、答えに困ることから、「軽く聞き流せ」という意味の、ことわざです。
「とーん、とーん、とんがらしのこ、ピリリと辛いは、ネット民」
その昔、ピリリと辛いものの代表と言えば、山椒の実でしたが、今の時代は、ネット民の方が、ピリリと辛いという意味の、ことわざです。
使用例「とーん、とーん、とんがらしのこ、とか書いている脚本家は、幼稚と思われても仕方ないだなんて、ピリリと辛いはネット民とは、よく言ったものだ」
「わろてんかの仇を、ひよっこで返す」
「わろてんかなんて、つまらない」、と言われたファンが、「ひよっこよりマシ」と、売り言葉に買い言葉で、このような反論をすることから、生まれたことわざで、「直接、関係ない」という意味です。これと似たようなことわざに、「ひよっこの仇を、べっぴんさんで返す」というものもあります。
「伊能製薬より、島谷製薬(島谷製薬より、伊能製薬)」
ある対立する、2つのグループが、高橋一生と竹内涼真を比べて、勝手に、競い合ったことから、生まれたことわざで、「第三者にとっては、どうでもいい」という意味です。
以上、朝ドラ「わろてんか・ことわざ集」 でした。
読者の皆さん、最後まで、お付き合い頂き、本当に、有り難うございました。機会があれば、また、訪問してください。