詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ユニバーサル広告社(第4話)、各登場人物のキャラが浸透、笑いの手数も増えてはいるものの、今回の話自体は、つまらない!

 

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 テレビ東京「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます~」の、第4話を観ました。

 

 自分が住んでいる、元船具店にあった、古い女性の写真に、ひと目惚れしてしまった杉山・・・写真の女性、実は、地元では有名な、「坂の上の姫」と云われる、伝説の人物・・・そんな彼女が、自身を広告するため(ある人に、今の自分を知ってもらうため)に、ユニバーサル広告社へやって来る、という話なのですが・・・このエピソード自体は、「特に、面白いものではなかった」というのが、私の率直な感想です。

 

 中でも、伝説の令嬢・サキ役は、八十歳近い、大空眞弓を起用するより、ドラマ上の年齢設定を無視して、七十前くらいの女優を起用した方が、良かったかと・・・失礼ながら、大空さん、「年齢を超越した、伝説の令嬢」というよりは、「年相応の、金持ちのおばあちゃん」にしか、見えなかったです。

 

 とはいえ、今回の第4話、一話完結エピソードとしては、イマイチでしたが、多くの登場人物が、次々、キャラ立ちしてきて(特に、今回は、一の瀬)、その結果、会話の中に、笑える台詞が増え、これまでより(人情モノに、片寄っていた時より)、コメディー色が濃くなり、ようやく、エンジンが掛かってきた感じがします(普通のドラマより、ちょっと遅いのが、たまに傷?)。

 

 

 来週の予告を観ましたが、今回の話より、「商店街のマップ作り」の方が、(商店街の再生という、このドラマのテーマ、メイン・ストーリーに、よりリンクしていて)面白そうです。

 

 私は、心底、期待しています。それだけに、もし、私の期待が、裏切られる結果になった場合は、一方的かつ感情的な、読者の皆さんが、揃って引いてしまうような、酷い批判をしてやろうと思います(もちろん、冗談ですが・・・)。

 

 

 最後に、今回、最も、気になったシーンについて、話をします。

 

 猪熊が「サキの広告により、彼女の存在が、クローズアップされれば、小説化・映画化・ドラマ化して、この街も聖地化され、観光客も増える」と、夢のような話をしていた時、でんでんが、「朝ドラとかな」と、言ってましたが・・・このドラマの脚本家・岡田恵和氏は、結構、自虐ネタもいとわないタイプのようですし、あそこで、もっと、自分(ひよっこ)いじりをして欲しかった・・・でんでん「朝ドラとかな」、さくら「お父さん、朝ドラなんか、興味ないでしょ?」、でんでん「結構、観てるよ、この間の・・・ひょっとこ?」、猪熊「一応、チャンネルだけは、合わせて置くって、タイプですね」くらい、あざとくやれば、きっと、ネットの話題をさらって、「あの、ひよっこの脚本家とキャストが」と、さんざん、あざとく宣伝している、テレビ東京も、大いに喜んだでしょうに・・・台詞に、何か入れなくても、商店街の電気屋の古ぼけた看板に、「向島電機のラジオの広告」とか、岡田氏作の人気ドラマ「ひよっこ」のあやかり方の、あざといアイデアは、無限かと・・・。