詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

わろてんか(第71回~第72回)、とにかく酷い、ハチャメチャな脚本、でも、それが魅力(また、観てしまう理由)?

 

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 NHK・朝の連続テレビ小説「わろてんか(第71回~第72回)」は、藤吉と寺ギンの対立は、時が経つにつれ、深まっていくばかり、寺ギンが、大阪中の太夫元だけではなく、神戸や京都の太夫元まで、手を回したせいで、全く、芸人が集まらない北村笑店は、持っている寄席の三軒中、二軒を休業せざるえない・・・北村笑店にとって、最後の切り札、伝統派の文鳥の助けを借りることには、乗り気じゃなかった藤吉、しかし、てんに「みんなのため、日本一の席主になるため」と、背中を押され、文鳥説得に、前向きになる・・・その頃、寺ギンと風太の間で、使っている芸人の扱い(特に、月給制)について、議論が交わされ、その結果、風太が解雇されてしまうことに・・・夜、文鳥のいる料亭へと向かった、藤吉だったが、そこには何故か、既に、寺ギンが一緒にいて、彼の口から、長年、対立していた、伝統派とオチャラケ派が和解した話を聞き、これで、藤吉は、八方塞がりの状況に・・・ある時、藤吉が、北村笑店の経営状況と、今後について、「このままでは、寄席を手放さないと、立ちゆかなくなる」と、会社の経理でもある、てんと話をしていると・・・そこへ、寺ギンが現れて、元々、狙っていた(ものの、藤吉に買われてしまった)、天満の風鳥亭を買ってもいい、と提案してくるが、てんも、藤吉も唖然としてしまい、言葉が出ない・・・何やら、外の方が騒がしくなり、藤吉たちが、表に出ると、そこには、風太と、大勢のオチャラケ派の芸人たちが集まっていた・・・彼らは、寺ギンがいる前で、「北村笑店に入りたい!」と、その正直な気持ちをうち明けるが、自分たちの、借金の問題までは、考えていなかった・・・実は、てんには、これまで貯め続けてきた、ヘソクリがあり、それを使い、オチャラケ派の芸人たちの借金を、肩代わりすることを約束、たまたま、やって来ていた、伝統派の文鳥も、その話に感心し、北村笑店の世話になりたいと、願い出る・・・こうして、北村笑店は、伝統派の芸人・約50人、オチャラケ派の芸人・約150人を率いる、大所帯となり、寄席の数を十軒に増やし、中でも、大阪一の繁華街・千日前にある、南地・風鳥亭を、新たな拠点に据え、藤吉は、てんや、新しく番頭となった風太、多くの仲間たちに支えられながら、日本一の席主になる夢に、また、一歩、近付いていくのだった・・・という話なのですが、まともな脚本家なら、何週かけるか分からないくらいの話を、わずか、数分で片付けてしまう、このドラマの脚本家の、吉田智子氏の高速(光速?)展開による、ハチャメチャぶりは、相変わらず、というより、一段とパワー・アップ・・・しかも、これだけ、本来、必要な話を省略しまくって、来週、一体、何をやるのかというと、「エッサッサ乙女組(たぶん、現代のアイドル・グループを、大正時代に置き替えたら、みたいな話?)」だそうな・・・わろてんか、この調子で、本当に、あと約80話も、エピソードが持つのでしょうか?いっそ、今後のわろてんか、吉本せいをモチーフにしたドラマではなく、「エッサッサ乙女組」が、主役のドラマに変更してしまうのも、アリな感じすらしてきました・・・。

 

 そんな、日本・脚本家界の暴走機関車、吉田智子氏の、「話の展開に、ブレーキをかけたら、自宅が爆発するの・・・NHKとは、そういう契約なの」という、裏があるとしか思えない、脚本家の毎日が、危機一髪ドラマ「わろてんか(第71回~第72回)」で、気になったことについて、いくつか、指摘してみたいと思います。

 

 

「トキが風太を呼び出して、ビンタしてから言った、『あんたが、あいつ(寺ギン)のところにいるのは、おてん様を助けるためちゃうの?』という台詞、これまでのトキの発言と、何となく合っていないが、もしかしたら、脚本家の頭の中で、風太に、写し鏡の話をしたリリコと、トキが、まざってしまった?」

 

「藤吉『京都も神戸も、寺ギンが手を回していた!』、大阪中、手を回すだけでも凄いのに、他の都市まで・・・急遽、露になった、寺ギンの、とてつもない権力!そして、目的に見合わない(金ヅルでもあるはずの、北村笑店を潰すという)、無駄な労力!」

 

「てん『団吾師匠の契約金で作った借金が、まだ、半分以上(五千円以上)、あります』、そんな財務状況で、一体、どうやって、三軒目の寄席を買えた?やはり、藤吉は、あちこちから、借金をしてくる天才であって、案外、侮れない?」

 

「寺ギン『芸人の替えは、なんぼでもおる』、それなのに、大阪・神戸・京都を回って、一人の芸人も連れて来れない藤吉、しかも、何年も前から、ずっと・・・」

 

「てんは、寄席一軒では、すぐに経営が立ちゆかなくなる、との見解だったが、寺ギンから、売り上げの6割を、取られないで済むようになったのだから、一軒でも、約2・5軒分の売り上げがある訳で、もう少し、何とかなりそうな気がしなくもない」

 

「てんに押されて、文鳥の助けを借りようとする藤吉、しかし、既に、そこには、寺ギンの姿が・・・そもそも、伝統派対オチャラケ派の対立に関するエピソード、ドラマ上、一回もないまま、和解って・・・しかも、和解の原因が、オチャラケ派のトップが、小さな寄席を、三軒ばかり持っている男のことが、気に入らないから・・・この二つの派閥は、本当に、対立なんか、していたのだろうか?」

 

「てんと藤吉に、天満の風鳥亭を買い取ってもいい、という寺ギン・・・なぜ、こんな小さな端席を買うことに、こだわる?自分で運営するより、これまで通り、売り上げの6割をもらい続けた方が、断然、割が良いのに!」

 

「つい、この間、てんと藤吉に、引き抜き(しかも、冤罪)を咎めていた風太が、まさかのクーデターまがい!150人、まるごと、引き抜き!寺ギンから、芸人を回してもらっていた、藤吉とは別の、多くの席主は、さぞ、困っていることだろう」

 

「寺ギンの芸人、150人、全員が、現状に不満を持っていて、北村笑店に移りたい、というのは、おかしい。また、風鳥亭の高座に、上がったことのある芸人も、全員ではないだろう」

 

「風太『(北村笑店に入りたいという、大勢の芸人を見て、感激する、藤吉に)、お前らが積み上げた、信用の証しや!』、おそらく、わろてんかの視聴率が20%前後あるのも、NHKの朝ドラが積み上げた、信用の証しであって、このドラマそのものの評価(信用)ではないような・・・」

 

「てんが、長い月日をかけて、貯めたという、甕の中のヘソクリ、大きい札もあることから、結構、大胆に、会社の金をくすねていた?」

 

「今回の、『おてんちゃんのヘソクリ(隠し財産)の話』、決して、『山内一豊の妻(内助の功)みたいな話』ではなく、『不正経理と脱税の話』でしかない、あの甕の金を、ヘソクリと言い張るなら、せめて、会社の事務所ではなく、家に隠すべきだったような・・・」

 

「てん、どうして、団吾獲得の時、旦那の藤吉が、あんなに、金策に駆けずり回っていたのに、甕から、1円も、出してやらなかった?団吾が、北村笑店に必要と、自分で納得した後さえも・・・あと、現代の金にして、一千万円以上の金を隠し持っていながら、『このままでは、運転資金も底をつく』と、藤吉の前で、あの深刻そうな顔・・・やっと、『吉本せい』らしくなってきた証し?」

 

「寺ギン『この借金を返してもらうまでは、お前ら、みんな、ワシのもんや!』、藤吉『芸人は、ものやない!』、てん『大切な家族です!』、この夫婦、そんなことを言う前に、もう、何年も会っていない、本当の家族(藤岡屋の家族+啄子&藤吉の凄い姉)の方を、もっと、大切にしてあげたらどうかと・・・隼也も、子守りに預けっぱなしだし」

 

「寺ギンから借金をしているため、自由を奪われている、芸人たち・・・実は(個人差はあるだろうが)、平均すると、一人あたり、わずか数円、お世話になった、ごりょんさんの金なんか頼らずに、今すぐ、芸人なんか辞めて、自力で返した方がいいかと」

 

「それにしても、文鳥、何故、あのタイミングで、北村笑店にやって来たのか?なぜ、今まで、伝統派が、世話になっていた寄席が、複数あるだろうに、急に、風鳥亭の世話になりたくなったのか、全く、分からない」

 

「てんから、北村笑店の番頭になって欲しい、と頼まれ、番頭という地位への憧れを語る、風太・・・それなら、藤岡屋から、のれん分けをして、一国一城の主になるチャンスを、何故、蹴った?」

 

「客が超満員でも、100人しか入らない、小さな寄席が三軒で、芸人200人の月給制なんて、どうすれば成り立つのか?なんて、疑問を抱くのは、わろてんかでは野暮な話・・・実際、あっと言う間に、寄席の数は十軒に!」

 

「大阪一の繁華街、千日前に、南地・風鳥亭という、あれだけ立派な寄席を買って(建てて?)、そのお金はどうした?なんて、突っ込まれても、わろてんかの作者、吉田智子氏は、ビクともしないだろう・・・どうせ、ナレーションで、『てんは、あの徳川埋蔵金を、持ち前の努力で、見事、掘り当ててしまったので、ございま~す!』とやれば、いいだけなのだから」

 

「ナレーションと言えば、今週の終わりの『お笑い、大阪・冬の陣、おあとがよろしいようで、ございます!』って・・・朝ドラ史上、最も、後味の悪い、視聴者・総突っ込みの、トンデモナイ、ご都合主義で、強引に、ハッピーなオチがついただけなのに・・・朝っぱらから、何という、素敵な、ブラック・ユーモア!」

 

 

・・・以上です。

 

 読者の皆さん、私のつまらない、長いばかりの小理屈、最後まで、お付き合い頂き、本当に、有り難うございました。

 

 機会があれば、また、訪問してください。