詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

anone(あのね)、ハリカと彦星の恋、第8話で、やっと、お互いの声を聞く!


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 日本テレビ「anone(あのね)」の、第8話を観た感想です。


 お洒落なカフェで、隣の女から、嫌がられ、執拗に観察されるハリカ・・・亜乃音のところにやって来て、かなり、一方的(勝手)なことを言い、帰ろうとする玲・・・その息子・陽人の「(玲が急に帰るのは、自分が)ジュースをこぼしたから?」と言った時、何の関係もない、玲と青羽が、何故か、同時に「違うよ」と答える・・・あの関係性で、食事(持本のミカン鍋)に誘われて、断らない、猫舌の中世古・・・完成度の高い、偽札が出来た時、椅子から転げ落ちても、笑いが止まらない、変な中世古など・・・今回も、妙に気になってしまう、ゆえに、観る者の記憶に残るシーンが、複数あり、筆者個人としては、充分、楽しめる内容でしたが、視聴率の方は、5・4%と、相も変わらず、低空飛行を続けているようです。


 残り2話は、偽札作りの話が、一段落し、ハリカと彦星、持本と青羽(亜乃音と花房も?)の恋の話に、焦点が合っていくようですから、一般ウケしやすいと思うので、多少、視聴率の方も、回復するのではないでしょうか?


 尤も、今更、視聴率が2~3%、上乗せされても、「(少なくとも、視聴率的には)失敗作」という、汚名を返上するまでには、至らないでしょうが・・・。


 筆者は、主人公・ハリカと彦星の恋の話より、持本と青羽の、恋の話の方が、興味がありますし、この2組の、恋の話より、偽札作りに限らず、たとえ犯罪であっても、それが疑似家族の目標(求心力)となって、段階を踏んでいき(共犯意識が強まっていき)、「(最終回)さあ、成功するのか?しないのか?」みたいな話の方が、好きですが、ネット上に散乱する、この作品の感想を調べてみる限り、私の好みは、極めて、少数派のようです。


 ハリカと彦星の恋は、子供の時に会ったことがあるだけで、第8話になって、やっと、お互いの声を聞くことになるものの、それまでは、日課として(?)、ネット上のやり取りをしていただけ・・・超プラトニックと言って、いいものですが、脚本家の坂元裕二氏は、そこに、このドラマのテーマである、「真実の人間愛」のひとつが、あると考えているのでしょうか?


 筆者が思うに、「超プラトニックな関係、イコール、ただの無関係」でしかなく、ハリカが自分の人生を賭け、彦星を助けようとすることに関して、「説得力がない!」と、多くの視聴者から、批判されてしまうのも、致し方ないような・・・。


 尤も、これから、ハリカと彦星の過去(想い出の記憶)が、ドラマ上、更に追加され、彼女が彼を好きになる、助けたくなる、その理由が分かる、そういう展開もあるかも知れません・・・ただ、この「anone(あのね)」というドラマは、下手に説明(理由付け)してしまうより、「運命!」と、開き直ってしまった方が、いいタイプの作品なので、下手に、突っ込みどころの修繕など、して欲しくもないのですが・・・。




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