詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

たとえ、神に、罰されても

 

自惚れ天使は、美しい

まるでラファエロの絵画から

飛び出して来たようである

 

ちなみに、自惚れ天使の趣味は

自分の全身を、四方の鏡で眺めること

口癖は、「僕、天国一美しい」である

 

しかし、そんな思い上がった天使を

放って置くような、神様ではなかった

 

ある日、自惚れ天使は

神様に呼び出され、問答無用で

豚の鼻を付けられてしまった

 

ショックで立ち直れないかと思いきや

家に帰って、自分の姿を鏡で見た

自惚れ天使の感想は

「それでも、天国一美しい」だったと言うから

 

天晴れである