詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

インテリ王子の明るくない未来

 

インテリ王子は

頭に、王冠ではなく

電球を載せている

 

いつ何時でも

名案が浮かんでいるように

思われたいかららしいが

国王も女王も

インテリ王子が

本当にインテリだとは

思っていない

 

 実際、インテリ王子の

頭上の電球が光った時

「何か名案でも?」と訊いても

「うん、ない訳でもないんだけど」

という、曖昧な答えしか返ってこない

 

そもそも、インテリ王子ときたら

切れた電球を

自分で交換することすら

出来やしないのである

 

そんなインテリ王子に

王位を継承させるのは

「我が国の自殺行為でしかない」

これは、国王、女王、家臣、国民の

一致した意見である