神様でさえ、ご存じない
障害天使は
翼が片方しかなく
空を真っ直ぐに飛べない
ある日、神様の機嫌が悪い時
障害天使が言い放った、卑猥な冗談が
神様の逆鱗に触れ
罰として、反論する間もなく
翼を片方、もぎ取られてしまった
これが翼を失った原因
「それは確かに
趣味の悪い冗談だった」
とは、現場にいた、他の天使たちの証言
現在、障害天使は、反省している
しかし、神様の、この酷い仕打ちに
言いたいことが、ない訳でもなく
彼は、神様の宮殿が建つ
大きな雲の中を通る時は
自然と目つきが異常になり
黙って、ペッペッと、大量の唾を吐く