詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

壁を論じて、私を知る

 

壁、叩いても、擦っても

接吻しても、それは、壁

 

いつも、無反応

私の進行方向を、邪魔している

 

方向転換した

数歩進んだ、壁

 

蹴っても、息を吹きかけても

握手を求めても、それは、ただの壁

 

いつも、無反応

私の進行方向を、邪魔している

 

右を向いた、壁

左を向いた、壁

前も、後ろも、やはり、壁

 

ちなみに、上を見れば天井

下を見れば、床

 

つまり、ここは、箱

 

私は、その中身

きっと、誰かへの

贈り物に違いない