天国歴史大事典によると
神は自殺した
天井に首を吊り
椅子が横になって、転がっていた
かれこれ、百万年以上、前の出来事
天使たちは、醜い後継者争いをした
それは、長い長い、争いとなった
そして、二代目の神様が決まった
月日は流れ、また、神が自殺した
天井に首を吊り
椅子が横になって、転がっていた
天使たちは、再び、醜い後継者争いをした
やはり、長い長い、争いとなった
そして、三代目の神様が決まった
月日は流れ、三度、神が自殺した
天井に首を吊り
椅子が横になって、転がっていた
こんなことが、延々と繰り返されて
今では、神の椅子は
「死刑台」と同義語になった