詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

毎日、一人舞台の忙しさ

 

雑草が生えているだけの庭

私だけの舞台、世間体など考えず

黙って雑草を、蹴りまくる、踏みまくる

 

モグラの死骸を発見

ギュッと握って、真上に放り投げる

 

暑いな、雨欲しいな

雨降らないかな?

雨乞いでもしようかな?

 

雨雨、降れ降れ

降れ降れ、雨雨

雨、雨、雨、雨

降れ、雨、雨、降れ

 

無理だ、もう、諦めよう

絶対、意味ないから、諦めよう

 

暑ければ、ホースを使って

あちこちに、水をまくに限る

 

水道の近くで

再び、モグラの死骸を発見

ギュッと握って、地面に叩きつける

 

「雑草を芝生にしておくれ!」

と、願い事を叫ぶのも忘れない

 

雑草が生えているだけの庭

私だけの舞台、世間体など考えず

黙って雑草を、蹴りまくる、踏みまくる

 

もう、二時間もやっているから

さすがに、疲れてしまった

 

「それにしても、今日は

 お客様が、十人以上観に来てくれて

 私は、本当に幸せです!」

 

カーテンコールも済んだし

今日は申し訳ないけど

アンコールの方は

お休みさせてもらって

ちょっと、早めになりますが

私は、この舞台から

さよならさせて、いただきましょう