三親等・四親等の人もいたそうです
見知らぬ幽霊がいた
Aさんに紹介した
Bさんに紹介した
Cさんに紹介した
誰にとっても、見知らぬ幽霊だった
意地になって、あと百人に紹介した
やっぱり、誰も知らないという
外国人なのだろうか?
そう思って、国籍問わず、千人に紹介した
やっぱり、誰も知らないという
見知らぬ幽霊は、涙ながらに、こう語った
「私が知っている人
ざっと二十名はいたのに
誰も私を、思い出してくれない
もう、成仏する気も失せました
このまま永遠に
幽霊でいようと思います」