詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

猟奇的殺人事件、妻を殺した男の告白

 

妻は、氷のように冷たい女

というより、氷の女でした

 

私が愛すれば愛するほど

妻の身体は、徐々に、溶けていきました

 

妻は、私に抱かれながら

突然、「もう、触らないで!」

と、大声で拒絶しました

 

私は、怒りました

おそらく、狂ってもいました

 

急いで、私は、台所へ行き

アイスピックを携えてから、寝室に戻り

ベッドで横たわる、妻の傍に立ち

 

何度も、何度も、彼女を

アイスピックで、突き刺しました

 

もう、妻の身体は、粉々です

 

取り敢えず

冷凍庫に保存することにしました

 

毎晩、私は、妻の残骸を使って

ウィスキーを、ロックで飲んでいます

 

すると、妻の他愛のない

抵抗でしょうか?

 

私の目から

震えるくらい

冷たい涙が

流れが出して

その雫は

床に落ちると

 

小さい、氷の、粒になります