詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

やや迷惑、とはいえ、邪険にも出来ない

 

ある事情により

 

骨抜きにされ、骨なしになって

 

自力では、歩くことも

起き上がることも、出来なくなった

 

私の兄は、今日も

三人がけのソファーに寝そべり

 

人間の心の闇

 

自然の非情さ

 

神への皮肉

 

世の中の俗悪さ加減、等について

 

熱心に、なおかつ、酷い滑舌で

私に、語りかけてきます

 

「こっちは、仕事を終え、帰って来て

 疲れているというのに!」

 

 

そもそも、私自身は

「この世界も、日本の社会も

 自分の人生も、満更、悪くない」

と、思っているのですが

 

今、悲惨としか言えない状況にある

我が兄に対しては、本音を隠し

 

ひたすら、相槌ばかり、うっています