詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ロボットなのに、理性を見失う、危険性アリ

 

僕の家で、お手伝いさんをしている

二足歩行のロボットは

 

あるスイッチが入ると

もう、手がつけられなくなるほど

 

大暴れする

 

そのスイッチは、彼の

平らな頭頂部についている

 

そこへ、たまたま、鳩が着地し

ボタンを踏んでしまった時なんて

 

ロボットは、素早く鳩を握りしめ

それを地面に、おもいっきり、叩きつけ

 

赤い血の痕になるまで

フルパワーで、踏み続けていた

 

「坊っちゃん、世の中には

 無礼な生き物がいるものですね」

と、ロボットは愛想良く

僕に、話しかけてくるけど

 

「いつか、自分も殺される」

 

そんな不安が、拭えやしない