詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

病気の母不調、ぼんやりと不安な日曜日

 

 今回も、ブログタイトル、メインテーマを無視して、「看護と介護の、そのリアリズム」の方の話です。

 

 二日前、三日前と、比較的好調だった母ですが、昨日は一日、元気がなく、深夜に少しゼリーを食べただけで、全て、嘔吐してしまいました。寒気やだるさも酷いようで、室内は、エアコンだけではなく、石油ファンヒーターまでつけ、家族の誰かが、ずっと、背中や腹部をさすり続けました。

 

 母は、ここ数日、回復基調にあったはずなのに、急に、ここまで体調が悪化するのはおかしい、そう思った私が、「薬、ちゃんと飲んでる?」と母に聞くと、「調子が良くなってきたから、痛み止めの薬は飲まなかった」とのこと、私は、今すぐ、飲むことを勧めました。

 

 そして、薬を飲んだ母は、二十分もしないうちに、容体が落ち着き、そのまま眠ってしまいました。

 

 翌朝も、母は好調とは言えないものの、吐き気や痛みのようなものはなく、朝から、コーラを少しずつ飲み、「美味しい」と笑顔で言いました。


 私としては、どうせ、口に入れるなら、胃が小さくなっていて、収まる量が限られているのだから、ヤクルトとか、スポーツドリンクとか、同じ炭酸飲料でも、オロナミンCのようなものを飲んで欲しいのですが、本人いわく「コーラが一番、美味しく感じる」そうなので、誰も止められません。

 

 ま、コーラが健康に良いという噂は、あまり聞きませんが、最低限の水分とカロリーの補給にはなるので、何も飲まないよりは、はるかにマシでしょう。

 

 それにしても、医学(薬)の力って凄い、と思うと同時に、私の母は、もう、薬抜きでは、普通に生活が出来ないのだな、という思い・・・何と表現していいのか?人より、語彙の貧困な私には、分かりません。

 

 とはいえ、裏を返せば、母は薬さえ飲でりゃ、毎日、普通に生活が出来る訳ですから、周囲が過剰に不安がる必要など、ないのかも知れません。

 

 ちなみに、看護の方ではなく、介護の方の、九十六歳の祖母は、家族が母の方に掛かりっきりのため、いつもより十数分ほど、昼食の時間が遅れたら、お膳を運んで来た私に、「餓死させられるのかと思ったよ」と、面白いブラックジョークを飛ばしました。

 

 おそらく、祖母の生命力なら、二日や三日、何も食べなかったところで、餓死することなどないと、私は自信を持って言えますが、一度、実験してみましょうか?