詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

モヤさま2、浅草橋で風流なリスタート、東中野でドイヒーなゲスト3人と、SPの延長戦


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 番組全体に「祭りのあと感(10周年記念SP・ロス)」、三村特有の「大江キャスター・ロス」が漂う中、モヤさまは11年目に突入し、さまぁ~ずの三村と大竹にも、早速、心境の変化が表れます。

 

 橋の上から、隅田川に流れる桜の花びらを眺めて感心したり、リバーサイドの佃煮屋で、日本酒に合う江戸前の穴子を食したり、きゃら蕗という季節感のある佃煮を食したり、若い娘さんが演奏する三味線を皆で聴いたり、三村が「柳橋か~ら~、吉原~に~♪」とうなりだしたり、さまぁ~ずの二人の心機一転気分が、番組史上最高の風流なスタートを切ることに・・・。

 

 


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  そんな風流な雰囲気を継続しつつ、老舗の筆屋さんの書道教室で、今後の抱負を毛筆で書き記す、3人です。

 

 特筆すべきは、三村が、なかなか墨を吸わない、水鳥の羽の筆のハンデを乗り越えて書いた、「我道」という、昔からあるのか、彼の造語なのか、よく分からない単語でしょう。

 

 その心にあるものは、「テレ東魂と言いましょうか?我々だけの、モヤさまだけの、道を行く」という、相方の大竹も含めた、周囲を感心させるものでしたが、発表後、すぐに福田アナから、「そこが一本・・・」と、漢字の間違いを指摘されます。

 

 筆屋さんから出た三村は、今後の抱負を「飛込」と書いた福田アナに、「お前、本当に飛び込めよ!」と気合いを注入した後、「(抱負なのに)漢字間違えるのって、本当に恥ずかしいな」と、自らも反省します。

 

 


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 お洒落なDIYカフェで、大竹が「DIYってよく聞くけど、何なの?」と疑問を投げかけると、フツウに、一般常識力には定評のある福田アナが、「ドゥー・イット・ユアセルフの略で、自分たちで何でもやる、みたいなことです」と直訳しますが、大竹は「昔からの言葉じゃないよね?」と納得せず、福田アナが「日曜大工の方が分かりやすいかも」と意訳すると、大竹は「日曜大工!」と、ついに納得します。

 

 中に入ると、親切そうな店員さんが、ワークショップでの、ウィンドウフィルム製作を勧めてくれるのですが、ここでも大竹は「ワークショップ?」と疑問を投げかけ、店員さんに、「体験教室」と訂正させます。

 

 その後、さまぁ~ずの二人は、特に取り上げる必要もない、雑なDAI語を駆使しながら、ウィンドウフィルムの張り付け作業を、テキパキ行います。

 

 そして、作業終了後、三村が「ダイゴって、あいつ、気持ちいいな。こんなこと、言ってりゃいいんだから」と、体験教室ではなく、DAI語の方を総括します。

 

 また、店を出た時、さまぁ~ずの二人は、「お・れ・た・ち、DIY!」と、心の奥底にしまってあった、あるいは、しまって置くべきだった、「レッド&ゴルゴ感」を、つい、露にしてしまいます。

 

 


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 何かと、エロ方面に話を持っていきたがる、ロシア美女の雑貨店で、売れ筋の商品を探る、モヤさま一行です。

 

 


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 別にロシア語ではないのに、あの女子アナとしてフツウの国語力を持つはずの、福田アナが、いつものように声を大にして、読み上げることが出来ません。

 

 そこへ、救世主・三村が颯爽と登場し、福田アナが読めなかった文字を、サラッと読んでしまうという、逆転現象が発生します。長年、三村は、クイズ番組の司会をやっているので、その成果が、こんなところで表れたようです。

 

 


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 ロシア美女に、お仕置き棒で、臀部を叩かれ、これまで、この番組で見せたことのない、素敵な笑顔になる、夜の三冠王こと、放送作家見習いの宮永君です。こんな人間が、日本男子の代表(イメージ)として、あの広大なロシアに、ジンワリ、伝わっていく可能性があるかと思うと・・・同じ日本男子として、残念でなりません。

 

 


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 犬専門の美容室で、下半身、上半身、首筋と、犬から、怒濤の連続攻撃を受ける、福田アナです。こんなこと、さっきの夜の三冠王がやったら、即逮捕されてしまうことでしょう。

 

 


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  パーティーグッズなども販売する、バルーン屋さんで、「超ド派手に飛び散る」という触れ込みの、巨大クラッカー「ドハデッカー!」を使用してみる、さまぁ~ずの二人です。福田アナも、何らかの協力をしようと、さっきの抱負の通り、そこへ飛び込みますが、特にやることもないと判断し、2秒で引き下がります。

 

 ちなみに、実際のドハデッカーの威力は、オノマトペで言うと、「パフパッサー」といった感じのものでした。番組のナレーションでも、ドハデッカー(購入)は「失敗」と、明言されています。

 

 

 

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 大竹が、顎をカクカク動かすと、目が閉じたり開いたりする眼鏡をかけ、わりと乗り気でカクカクやり出しますが、背後にいる可愛い店員さんの、本気の引き顔に気付いてしまったのか、「バルーン屋じゃねえのかよ!」と、自力で魔の世界から抜け出し、何とか、我に返ります。

 

 


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  刃物の研ぎ方を学ぶ専門学校では、五歳から刃物を研ぎ続けているという、大師匠の登場です。もはや、刃物を恐れるという感覚は消えてしまったそうですが、そのせいで、他人は、自分と違って、刃物を恐れているという認識もなく、平気な顔で、ビュンビュン、包丁を振り回します。

 



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 ここからは、モヤさまとゆかりがある3人のゲストが登場する、10周年記念SPの延長戦です。

 

 東中野のボルダリングジムにて、変な動きを続けるばかりで、なかなか挑戦しない、一人目のゲスト、しょうこお姉さんに、三村が、強めに突っ込み、彼女を前のめりにさせます。よく見ると、福田アナが「あー、せいせいした」みたいな笑顔をしています。

 

 

 

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 東中野のメニュー豊富なレストランで、これまで子供たちに「お姉さんは何でも食べられる」と、嘘を突き通してきた、しょうこお姉さんが、今更、人参が嫌いなことを告白し、それを食べた時のリアクションがこれです。

 

「ハリセンボン・はるかフェイス」になっています。食レポを代表するNGワード、「まずい」も、お姉さんの口から、噛み砕かれた人参と共に、飛び出します。

 

 

 

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 さまぁ~ずの二人と同年代の店主が、自宅でやっているどら焼き屋に、二人目のゲスト、つぶやきシローが登場します。事務所の先輩・大竹と、「あるあるネタ勝負」みたいな流れになりますが、明らかに、あるあるの内容ではないところで・・・潰されます。

 

 


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  東中野の喫茶店にて、つぶやきシローの、アイスコーヒーにミルクを入れても、かき混ぜず、味のバラツキを楽しむスタイルを、大竹が「気持ち悪い、気持ち悪い」と完全否定した後、番組エンドロールと共に、3人目のゲスト、ふかわりょうが登場します。

 

 彼もまた、さまぁ~ずの二人から、あるあるネタを強要されますが、例によって、そのチャンスを生かすことが出来ません。声の主こそ分かりませんが、地獄の底から湧いてきたかのような、「やめちまえよ」という声が・・・。

 

 ふかわりょうは、あるあるネタをやめるべきなのでしょうか?それとも、芸人をやめるべきなのでしょうか?それとも、TOKYO・MXの「5時に夢中」をやめなければいけないのでしょうか?その答えは、「やめちまえよ」と言った、地獄の住人にしか分かりません。

 

 


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 モヤさまを代表する、「捨て駒タレント」の二人をサイドに追いやって、緊急時に備える、名軍師・三村のアイデアが冴え渡ります。

 

 しかし、本当にヤバイ何かを抱えている人は、この凡庸な二人ではなく、「おかしなテンション、おかしなアクション、おかしなコメント」を、常時見せつけていた、おかしな人の三冠王・しょうこお姉さんなのではないでしょうか?