詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

ひよっこの第6週、面白いとは思いますけど、ツッコミどころも、増えてきた感じがします


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 NHKの朝ドラ「ひよっこ」の第6週(第31話~第36話)を観た感想です。

 

 みね子の「初めての休日」、「初めての給料」を二大軸にし、それに絡めたストーリー展開と、その他の「初めて体験」、「時代を象徴するエピソード」を散りばめた、キッチリとした構成(配置)は相変わらずで、第6週もこれまで通り、少なくとも私は、飽きずに楽しむことが出来たのですが・・・しかし、今回の週は、これまでの週と比べると、ツッコミどころ(イマイチ納得出来ないところ)が、一気に増えてしまったような感じがします。

 

 


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 あるネット上の意見に、「綿引という警官が、みね子の会社の人たちに知られてしまうような形で、実の目撃情報を報告するのは、無神経である」、「幸子の恋人でもある音楽講師の高島が、初対面の綿引に対し、偉そうな態度をとって置きながら、ラーメン奢ってくれないか?だなんて、不可解である」というものが、ありましたが、これは登場人物の性格付けでしかないので、何の問題もないと思います。

 

 一般の視聴者が「何、コイツ?」と思うような面を少しは見せないと、「キャラ設定がステレオタイプだ!」と、批評家に批判されてしまうので、全ての脚本家が意識(計算)して、やっていることで、ツッコミどころではなく、むしろ、誰かに突っ込まれることで、キャラ設定が「上手くいっている」と、確認出来るところかと・・・。

 

 


 それでは、私が個人的に、「ここはツッコミどころなのではないか?」と思う点を、いくつか、なるべく短く、指摘してみたいと思います。

 

 

「ただ同じ茨城出身というだけで、みね子に対し、警官の綿引が親切過ぎます。東北と比べて、茨城が東京に近いため、東京在住の茨城県民の連帯感がないから、何とかしたい、という話を聞いても・・・やっぱり、度を超えた親切だとしか思えません」

 

「すずふり亭の人たちの親切も、度を超えていると思います。みね子の父に二回、母に一回会っただけの、知り合いとも言い難い関係のみね子に、準備中とはいえ(仕事中だし)、従業員総出で、あんな対応はしないと思います」

 

「実をひと月前に見かけた人がいる、という情報だけを、その日のうちに伝えるため、綿引を始め、皆で上を下への大騒ぎ!寮に電話があるなら、こっちで良かったのではないでしょうか?」

 

「時子の家に電話あるんだ、という事実を知った時・・・視聴者の大半が、ズッコケタと思います。もしかしたら、脚本家の岡田恵和氏、ドラマの初期設定段階では、決めていなかったのでしょうか?」

 

「みね子と美代子の、実が見つからない方が、あの人は、家族を捨てた訳ではない、と思い込めるので良かった・・・とも解釈出来る台詞は、このドラマが築き上げた雰囲気にそぐわない、失言だったと思います」

 

「向島電機のコーラス部に、何の目標もなく、ただ、社員のストレス解消を主にする目的しかない場合、どうして、わざわざ音楽講師を雇う必要があるのでしょう?しかも、これといった肩書きもない、若く貧しい音楽講師を・・・」

 

「新入社員とはいえ、手取りが給料の半分しか残らない、この会社に、講師付き・おやつ付きのコーラス活動・・・経費を払いたくないから、辞めたい人も多いでしょう。自由と言う名の強制参加とはいえ・・・」

 

 「給料日、訪問販売の業者がやって来て、欲しい服が見つかるみね子、しかし、高いから買えない、別の人が買ってしまう、一週間後、自分が買えなかったあの服を着ている人を見かける、何だか切ない、そこへ田舎の母からの小包、中には、母の手作りの服・・・ここまでの話、放送では、たったの5分・・・丁寧な描き方には定評がある、ひよっこで、この展開は、早急過ぎたと思います。次の放送で、すずふり亭に、母の服を着せて行かせたかったから、仕方がない?そこを踏まえた上で、もっと、自然にやれたはず・・・これまでずっとやってきたのに・・・これでは、ドラマの伏線ではなく、漫才の前フリ、後者は数分で話をまとめなきゃいけないので、早急にする必然性がありますが、朝ドラという長丁場で、どうして、こんな、後からはめ込んだみたいな話に・・・」

 

 

 

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 ひよっこの第6週、最後のツッコミどころ、すずふり亭でホール係役をしている、佐藤仁美さんです。主演の有村架純さんが、このドラマの役作りで、体重を5キロ増やしたそうですが、もしかしたら、佐藤さんも・・・?

 

 画像左上の64って、まさか、今現在の彼女の、体重をバラしている訳ではないですよね?

 

 ・・・失礼致しました。