詩と寓話とシュールレアリスム

タイトル通りのテーマです。シュールな詩と寓話を書きます。たまに、ブログの話やテレビの話、日常生活にあったことを書こうとも思います。

「ウチの夫は仕事ができない」は、リアリティーがない(つまらない)という、感想です

 

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 日本テレビ「ウチの夫は仕事ができない」の、第1話と第2話を観た感想です。

 

 仕事をテーマにしているドラマの割には、主人公の錦戸亮演じる、小林司の勤めているイベント会社が、とにかく、どうしようもなく、リアリティーがないという、致命的な弱点を抱えた、「つまらない!」と言い切っても、特に差し支えのない作品ではあるものの、それゆえに、突っ込みどころが満載で、視点を変えて、「間違い探しゲーム」だと思って観れば、結構、楽しめるような気もします。

 

 少なくとも私は、毎週、最後まで、このドラマを視聴する予定です。もちろん、この作品のファンとしてではなく、間違い探しが好きな者としてですが・・・。

 

 それでは、間違い探し(リアリティーの欠落したところの指摘)のスタートです。

 

 

「同姓同名の、出来る小林司と、出来ない小林司は、出来るゆえ、出来ないゆえに、社内では有名なはずなのに、社内報の写真の掲載ミス」

 

「出来ない小林司は、何も悪いことをしていないのに、社内報の写真の誤掲載くらいで、出来る小林司に、さんざん、責められるという不条理」

 

「肩叩き人事で、駄目社員が、社内一の花形部所に異動という、序盤から、常人では考えられない、?設定」

 

 「主人公の小林司は、入社以来、失敗続きで、異動が7年で8回という設定が、あまりに非現実的」

 

「そもそも、司は、お人好しかつ要領が悪いだけで、仕事が出来ないとは言えない」

 

「どうせ、お人好しかつ要領が悪いという、これまでマイナスだった面が、プラスの面になっていく話・・・7年間、駄目だったのに!」

 

「司の姉も、壇蜜が演じている上司も、嫌な感じの濃いキャラで登場しているが、どうせ、途中で、どっちらけになり、良い人か、普通の人になる可能性大」

 

「バスの時間に遅れそうなった、大勢のサラリーマン風の人たちが、結構な距離を、同じタイミングで走り出す、世にも奇妙な物語」

 

「転んだ子供を気にかけて、バスに乗り遅れた司が、そのまま、次のバスを待たずに、別のバス停までダッシュ・・・実は、東京が舞台ではなかった?どっちにしても、大都市のように見えるけど」

 

「妊娠した司の妻・沙也加(松岡茉優)のマタ友の名前が尾田まり代で、『おだまり!』という台詞・・・現時点で、スベっているし、今後、ドラマ上、生かされる可能性、低そう」

 

「クライアントから、無茶な要求が出される中、司が一緒に仕事しているデザイナーが、母親の危篤を理由に帰郷、どうせ、止められるものではないのに、このことで司が、上司から、さんざん、責められるという不条理」

 

「クライアントの、出来上がったパンフレットの変更点が、『大枠は満足しているが、コンセプトを変えたい』、普通は、コンセプトを変えたら、大枠も変えることになるはず・・・」

 

「司が出会った、路上販売の弁当屋、お釣りがないだけで、たくさん、売れ残っているにも関わらず、今日は、店じまい宣言!」

 

「司と沙也加の出会いの回想シーン、山の中で、遭難したらしい、知らない女が『人間だ、人間だ』と言いながら、知らない男に抱きついてくるという、あり得ないの一語では片付けられない、珍シーンに、おそらく、大半の視聴者が、唖然茫然!」

 

「母がなくなり、青森から帰って来たデザイナーが、何の連絡もなく、司の自宅へと訪問、一応、先に、会社にも訪問し、司が居なかったから来たそうだが・・・自宅の住所は知ってるけど、電話番号も、メールアドレスも知らない関係って、一体?」

 

「別に、退職願いを出した訳でもないのに、なぜか、『もう一度、仕事をさせてください!』と、司が上司に懇願」

 

「沙也加の『死んだ魚の目をしている』という妄想シーンの、チンピラ風の格好をして、暴れている司(錦戸亮)、ハッキリ言って、冴えないサラリーマンの役をしているより、輝いて見える」

 

「弁当の発注を担当することになった、司の作った、アンケートの質問『皆さんが食べたいお弁当、食べると元気になるお弁当は何ですか?いくつあっても構いません』だって・・・小学生か?」

 

「外回り中、いつも威張っている壇蜜が、司に、『お前さ、ウラハラって言葉、知らないの?』、お前の方こそ、パワハラって言葉、知らないの?」

 

「壇蜜の酔っ払いの演技、志村けんのコントでやったとしても、たぶん、同じ」

 

「フランス版のおもちゃエキスポの、フランス人担当者から、『大事な仕事だからこそ、男の担当者を』と言われてしまった壇蜜、しかし、本当に心外だったのは、ここまで女性差別的に描かれてしまった、6千万・フランス人男女の方だろう」

 

「イベントの弁当が、5種類あるとスタッフの士気が上がるんだって・・・みんなでコンビニ行けば?」

 

「弁当にチョイスがあって、今年のイベントは良いね、と喜んでいるスタッフの一人が『イタリアン、食べたかったんだ!』と言っているんですが、ちらし寿司、カレーライス、オムライス、中華弁当、和風弁当で5種類・・・イタリアンなんてチョイスは、なかったはず!」

 

「弁当のチョイスがあるから、仕事が上手くいく(クライアントに誉められる)・・・やっと脚本家が、これだけでは、無理があると気付いたのか?『業者を複数にすることで、食中毒のリスクヘッジにもなります』なんて、取って付けたようなことを、佐藤隆太に言わせているが、こういうのを、恥の上塗りと言うのでは?」

 

「おもちゃエキスポの、クライアントの部長が、何故か、弁当の発注担当を、司ではなく、年下の同僚と勘違い、そこに10人くらい社員がいたのに、それを誰も指摘しない不思議」

 

「飲み屋にて、司と壇蜜の会話、『手柄を横取りされて、何で黙っている?』と彼女・・・おそらく、普通に考えて、あの弁当の話、何のポイントにも、なっていないからでは?」

 

「それにしても、1話・2話続けて、弁当の話・・・このドラマの脚本家、もしかして、食いしん坊?」

 

 

 この「ウチの夫は仕事ができない」という作品、突っ込みどころがあり過ぎて、結果的に、私が想像していたより、かなりの長文になってしまいましたが、読者の皆さん、どう感じられたでしょう?

 

「お前の執拗さに呆れた?」

 

 ・・・なるほど、その感想、今後、記事を書く時の参考にします。

 

 

 ただ、私としては、これでも少し、手加減したつもりだったのですが・・・。